ているです。
先週は猛暑日が続きましたね。
私も草刈りだったり外仕事も多いのですが、水分補給をしっかりとって熱中症にならないように注意しましょう。
あまりにも暑い日は出来るだけ外に出ないというのも1つの策だと思います。
外仕事は早朝と夕方の涼しい時間帯におこない日中は室内での作業を進めるのも効率的だと思います。
今回のブログは2018年7月14日現在の様子をブログにしています。
この記事の目次
慣行栽培
慣行栽培では、週の頭にソフトシリカというケイ酸肥料を施しました。
ソフトシリカを施したことで、未消化の窒素が消化され葉色が一気に明るくなりました。
葉っぱも直立して光が当たりやすい稲姿になっています。
平均的な稲の背丈は55cm、茎数27本、葉幅10mmでした。
(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。茎数は株の茎数を計測。葉幅は株の課で一番幅がある葉を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)
無効分げつが減った分、前回より茎数が減っています。
稲を割って調べてみると幼穂が形成されてました。
この幼穂の長さでおおよその出穂日が分かります。
この稲の幼穂長は約10mmだったのであと20日程度で出穂するのではないかと思います。
ソフトシリカ
ここでこのソフトシリカというケイ酸肥料について解説します。
このソフトシリカには、ケイ酸・アルミニウム・ナトリウム・鉄・カルシウム・カリウム・マグネシウムが含まれています。
この生育中期にケイ酸肥料を施肥するのには3つの理由があります。
1.ケイ酸・カルシウムが稲の骨格を作る。
稲はケイ酸を吸収することで、表皮細胞をケイ化細胞で強化します。
このケイ化細胞が、葉からの過剰な蒸散を抑制し夏の暑さで稲が弱るのを防ぎます。
また、いもち病菌やメイチュウ、ハダニなどの病原菌や害虫の侵入を阻害してくれます。
2.窒素肥料の吸収を助けてくれる。
ケイ酸を吸収し骨格を形成されることで、窒素同化能力が高まり未消化の窒素が減ります。
窒素が効率的に吸収されることで、光合成能力が向上したり、未消化窒素による食味の悪化を防ぐぐことできます。
3.マグネシウムで食味が向上。
稲の食味をよくするためには、雑味が必要だと言われています。
登熟後期にマグネシウムが白米の表面に蓄積してうまみの層を作るのだそうです。
そして、そのマグネシウムは出穂前に施す方が効果的です。
無農薬栽培
無農薬栽培の田んぼもようやく溝切りをおこないました。
5~6株間に1本の間隔で溝を掘りました。
こちらの田んぼは今後は溝に常に水があるような飽水管理をしていく予定です。
無農薬栽培の稲は背丈は79cm、茎数28本前後、葉幅10mmでした。
こちらも先週はあまり大きな成長はしませんでした。
無農薬栽培ではソフトシリカを入れていないので慣行栽培に比べて葉色が濃いです。
無農薬栽培の稲も同様に幼穂の測定をしてみました。
こちらの幼穂も約10mmだったので慣行栽培とだいたい同じ時期に出穂すると思います。
終わりに
前回のブログで黒いトンボの話をしました。
あの後色々調べた結果、ハラビロトンボではないかなと思います。
ハラビロトンボ
未熟なうちは雌雄とも全身が黄色を基調とした体色をしている。成熟するにつれて雄は全身が黒化したのち、腹部背面がシオカラトンボのように青白い粉を帯びるようになるが、雌は体色が全体的に黄色が濃くなる程度であるが、白っぽくなるものもある。また雄雌ともに顔面の額上部が青色の金属光沢を放つようになる。
「ハラビロトンボ」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より引用。
成虫になってからトンボの色が変化するなんて知りませんでした。笑
普段見慣れていたトンボでもまだまだ知らないことがあるのだと実感しました。