ているです。
台風19号、20号の影響で週末にまとまった雨が降りました。
さらに今後も雨予報が続くようです。
少し前までなら雨が降ってくれるのはありがたかったのですが、穂にだいぶ実が入ってきて倒伏する田んぼが出てきました。
今回のブログは2018年8月27日現在の様子をブログにしています。
(今週は大したもん蛇まつりで忙しく週末に恒例の生育状況確認ができなかったために祭りが落ち着いた27日に恒例の調査をおこないました。)
この記事の目次
慣行栽培
慣行栽培の田んぼはかなりノビエが目立ってきたので手作業でノビエの除草をしました。
わかりずらいですが、田んぼの真ん中あたりの茶色いものが成長したノビエです。
この時期のノビエを刈らずに放っておくと、種が田んぼに拡散して翌年田植え後に大量のノビエに悩まされることになります。
そうならないために、手で1株1株ノビエを刈り取っていきます。
1株1株が大きいせいもありますが、こんな感じで軽トラック3,4台分くらいはとったのではないかと思います。(主にじいちゃんが)
平均的な稲の背丈は105cm、茎数25本、葉幅12mm、穂の長さは16~19cmでした。
出穂後からの積算温度は636℃です。
(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。茎数は株の茎数を計測。葉幅は株の課で一番幅がある葉を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。積算温度は出穂から1日ごとの平均気温を足した温度です。)
穂に実が入ってだいぶ穂が垂れてきましたが、まだまだ穂の色が青いです。
これからしばらく雨が続き気温が低くなるので収穫はまだしばらく先になりそうです。
無農薬栽培
タイトルにある通り無農薬栽培の田んぼは、週末の雨で恐れていた稲の倒伏が起こり始めました。
無農薬の田んぼは慣行栽培に比べ背丈が高いため、穂に実が入ってきて重くなってきた上土日の雨と風で倒れてしまいました。
特に水尻側の倒伏が激しいです。
まだ完全に倒れたわけではなく、機械で刈り取りできるレベルなのですが収穫までまだ数週間かかるため、完全につぶれる可能性もあります。
また、倒伏して日が当たらなくなった稲は穂が熟さないため、食べられないくず米の割合が増えてしまいます。
稲が倒伏すると上記のように
コンバインでの刈り取りができなくなる。
日が当たらないことでくず米の割合が増える。
という2つの問題が発生します。
今年の無農薬栽培は倒伏しないぎりぎりまで稲を大きくして収量を増やす作戦でしたが、なかなかうまくいかないものです。
終わりに
無農薬栽培の田んぼで恐れていた倒伏が起こってしまいました。
私の田んぼ以外にも倒伏し始めた田んぼが目立ち始めています。
今年は急に背丈が伸びたせいか、村内でも倒伏している田んぼが例年に比べ多いような気がします。
コシヒカリ収穫まであと半月程度かかると思いますが、刈り取りまでもうしばらく耐えてもらいたいところです。