前回に引き続きハウスプール育苗について紹介します。

育苗機から出したばかりの稲は白くて丈も短く、まだまだこのままでは田んぼに植えることはできません。

今まで温室で大切に育てられた苗ですが、ここからは徐々に光や外気にあてて苗を外の環境にならしていきます。

 

前回のブログでは、ハウスに移してからシートをかけて苗を保護しました。

前回記事2018米づくり記録2~ハウスプール育苗1~

 

今回はあんなに白かった苗が緑に染まるまでを紹介します。

緑色になる段階には緑化と硬化という2つの段階があります。

それぞれについて簡単に解説します。

 

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緑化

 

緑化とはその名の通り白かった苗を緑色にする作業です。暗室で育った苗を徐々に外界にならしていくと共に少しずつ光を当てて緑色にしていきます。

植物は、葉緑体に含まれる葉緑素が光合成をする際に、赤い光と青い光を吸収するため緑色に見えます。暗室の中では光合成ができないため白い色になります。

ホワイトアスパラは普通の緑色のアスパラと同じ品種ですが、遮光して生育するので白いのと一緒です。

 

前回のブログで育苗機から出してシートをかけました。シートをかけているから光が当たらないような気がしますが、少しずつ光が当たっています。

 

下の画像は翌日の写真。

ちょっとわかりずらいですが、一日たつと少し苗が緑になっていますね。

シートをかけていても少しずつ光を吸収して光合成を始めてくれます。

こんな感じで少しずつ緑色にしていきます。

大体緑化の期間は3~5日といわれています。

今年は初日は一日中シートをかぶせてたままにしましたが、2日以降は朝シートをはいで夕方シートをかけて寒さをしのぎました。

ハウス内の温度は、日中で20~25℃。夜間で10~15℃くらいと言われています。

また、この時期はプールに水は張らずに苗箱が乾かない程度の水やりにとどめます。

 

 

こんな感じにだんだんと緑が強くなってきます(真上から撮影したから真ん中が育ってないように見えていますがそんなことはありません笑)。

 

 

硬化

硬化期は、田んぼに植える前に夜の寒さなど外的環境にも負けない強い稲に育てる時期です。

夜の寒さに負けないように苗をならしていきます。

 

このくらいになったら緑化は完了です。今年は夜寒い日が続いたので6日かかりました。

これからは本格的にプール育苗スタートです。

かん水する時はたっぷりかん水し、ある程度乾いてから次のかん水を行います。

かん水の目安としては、苗箱の土が水に浸る程度です。

あまり水を多くはりすぎると、苗が長くなってしまったり、根腐れを起こしやすくなるので注意しましょう。

 

このくらいの時期になると気温も上がってきてハウス内は30℃以上になります。下の写真のようにハウスサイドを開き、できるだけ換気してハウス内の温度が上がりすぎないようにしましょう。

また、夜もハウスサイドをあけっぱなしにして夜の寒さに慣らしていきます。

 

苗が夜の寒さに慣れてくれれば、ハウス育苗はもう終盤です。

あとは田んぼの準備ができ次第田植えになります。

 

 

実際、このブログを書いている4月29日現在でもう田植えできるくらいの苗に育ってくれました。

 

今年もGWの後半には田植えができそうです!!

 

 

 

 

 

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