梅雨入りしたにもかかわらず雨が降らない日が続いています。
梅雨入り発表前2日間はそれなりに振ったのですがそれ以降は晴れの日続きでした。
そのおかげで今週は田んぼが乾いて溝きりがはかどる1週間でした。
今回は6月15日の様子を記事にしています。
この記事の目次
慣行栽培
写真を撮った日はとても風が強い日で、稲がなびいています。
慣行栽培の田んぼはやっと土が乾いたので溝きりをおこないました。
中干しをしていても水たまりができて、なかなか水が抜けてくれません。
水を入れる時も全体にいきわたるまでに時間がかかります。
溝きりをすることで排水したときには溝を通って水が抜けてくれ、通水したときには溝に水がたまることですぐに水がかかるようになります。
こちらの溝きり機で田んぼに溝を掘っています。
慣行栽培の生育状況
慣行栽培の生育状況は、平均的な稲の背丈が32cm、葉齢9.6、茎数26本でした。
(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)
先週から背丈はほとんど変化ありませんでした。
去年もそうでしたが、一度伸び悩む時期があり、その後一気に伸びるのではないかと思います。
無農薬栽培
無農薬栽培は今週も水をためっぱなしです。
ここ数週間代わり映えのない水管理をしていますが、今が一番分げつが盛んな時期です。
慣行栽培で水を断って生育を抑えているのに対して、水を深く張って生育を制御しています。
分げつが落ち着く6月下旬まで深水を維持する予定でいます。
無農薬栽培の生育状況
無農薬栽培の生育状況ですが、平均的な稲の背丈は35cm、葉齢8.9、茎数16本でした。
(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)
無農薬栽培は先月と比較して背丈は変わりありませんでした。
一方で、茎数は9本から16本に増えています。
深水にしているにもかかわらず茎数が増えているので、分げつが盛んな時期なのがよくわかります。
まとめ
分げつが盛んな時期になりましたが、今週は慣行栽培の田んぼを乾かして溝きりをおこないました。
田んぼを乾かして分げつを抑制する慣行栽培と、田んぼに水を張って分げつを抑制する無農薬栽培。
対照的な2つの方法で管理をしていますが、今年はどのような稲姿になってくれるのでしょうか。
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