田んぼのカメムシ対策|2019米づくり記録19

先々週くらいから出始めた穂が完全に出そろって風で穂がなびくようになりました。

日に日にもみがふっくらとしてきてお米が育ってきているのが実感できます。

しかし、穂にもみが充実し始めるともみを狙って害虫が発生します。

出穂直後の時期はまだ柔らかいもみを狙ってカメムシが発生することがあります。

米はカメムシに食べられると食べられたところが変色してしまうため、米の等級が落ちる原因になってしまいます。

そこで慣行栽培では、米の等級が落ちるのを防ぐために田んぼに殺虫剤を散布しました。

今回は8月17日の様子を記事にしています。

 

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慣行栽培

慣行栽培では、カメムシ対策としてダブルカットバリダスタークルという粉の殺虫殺菌剤を散布しました。
使用量は、田んぼ10aあたり3㎏です。

この薬は、いもち病防除剤のダブルカット紋枯病の防除剤のバリダマイシンカメムシ類などの殺虫剤のスタークルの混合粉剤です。

本来であれば、風のない夕方に散布するのが理想なのですが、天気の関係で風が少しある日に散布したのでだいぶ飛ばされてしまったかもしれません。

 

慣行栽培の生育状況

慣行栽培の生育状況は、平均的な稲の背丈が95cm、葉齢14、茎数39本でした。

出穂日からの積算温度は、316℃でした。

 

穂が出そろったので、稲刈りの時期の予測のため今週から出穂からの積算温度も計測します。
出穂からの積算温度を調べることで、稲刈りの時期を予測することができます。
コシヒカリは、積算温度が1000℃を超えたくらいの時期が稲刈りの時期と言われています。

(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。積算温度は、気象庁の関川村下関のデータをもとに出穂日から1日ごとの平均気温を足した温度です。)

 

無農薬栽培

無農薬栽培の田んぼも、穂が出そろいましたがこちらは無農薬の制限があるので、薬の散布は行いませんでした。

あまりにもカメムシの被害米が多いようなら、被害米だけをはじく機械もあるので知り合いの農家に頼んで貸してもらうと思います。

 

無農薬栽培の生育状況

無農薬栽培の生育状況ですが、平均的な稲の背丈は105cm、葉齢14、茎数29本でした。

出穂日からの積算温度は、288℃でした。

(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。積算温度は、気象庁の関川村下関のデータをもとに出穂日から1日ごとの平均気温を足した温度です。)

 

まとめ

今週は慣行栽培の田んぼで殺虫殺菌剤を散布しました。

お盆期間中でしたが、今年は地域の祭りの時期がお盆後すぐにあったのでその準備で大忙しでした。
連日飲み会でしたが、無事に祭りも終わったので田んぼに専念したいと思います。

 

下記の販売ページから2018年産のコシヒカリを購入できます。

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