今週はしばらくぶりにまとまった雨が降りました。
7月中頃からほとんどまとまった雨が降っていなかったので約1か月ぶりに雨が多い1週間となりました。
今年は雨が少なかった分、平年に比べ気温が高い日が続きお盆の時期には平均気温が30℃前後でしたが、今週になってやっと少し涼しくなってきました。
近所のJAも、今年は気温が高かったため収穫が平年よりも早いと予想しています。
今回は8月24日の様子を記事にしています。
この記事の目次
慣行栽培
慣行栽培では、先週に続き2回目の殺菌殺虫剤散布をおこないました。
今週は、ブラシンジョーカーという薬剤を田んぼ10aあたり3㎏散布しました。
ブラシンジョーカーは、いもち病をはじめ穂枯れに効果のあるブラシンと殺虫剤ジョーカーとの混合粉剤です。
今週は風もなくきれいに散布できたと思います。
慣行栽培の生育状況
慣行栽培の生育状況は、平均的な稲の背丈が95cm、葉齢14、茎数39本でした。
出穂日からの積算温度は、493℃でした。
コシヒカリは、積算温度が1000℃を超えたくらいの時期が稲刈りの時期と言われています。
(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。積算温度は、気象庁の関川村下関のデータをもとに出穂日から1日ごとの平均気温を足した温度です。)
穂が出て栄養成長から生殖成長に切り替わり、背丈や茎数はもう変化がなくなりました。
積算温度は気温が高かった前年同時期と比べても100℃近く高く、今年の稲刈りが平年より早くなりそうなことが予想できます。
無農薬栽培
無農薬栽培の田んぼも穂が垂れ下がってきてだいぶもみが充実してきました。
無農薬栽培の田んぼは、排水路が低いので今週の大雨で排水路の水が田んぼに逆流していました。
写真は21日の朝に雨が上がったすきを見て田んぼに行った時の写真ですが、排水路の水が畦を超えて田んぼに入ってきそうなくらい水が多くなっていました。
無農薬栽培の生育状況
無農薬栽培の生育状況ですが、平均的な稲の背丈は105cm、葉齢14、茎数29本でした。
出穂日からの積算温度は、465℃でした。
(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。積算温度は、気象庁の関川村下関のデータをもとに出穂日から1日ごとの平均気温を足した温度です。)
無農薬栽培の稲も、生殖成長から栄養成長に切り替わり背丈や茎数に変化がなくなりました。
まとめ
今週は約1か月ぶりにまとまった雨が降りました。
出穂後はしばらくの間水が必要な時期が続くのですが、雨不足で川の水がかなり少なくなっていました。
しかし、今週の雨で川の水も回復したのでたっぷり田んぼに水を入れることができそうです。
一方、昨年まで休耕地だったところで育てている早生品種のコシイブキは窒素分が多かったようで、倒伏が始まってしまっています。
まだ刈り取りには支障がない程度の倒伏具合ですが、まとまった雨が続くと収穫が大変そうです。
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