田植え後の水管理|2019米づくり記録5

田植え後の1週間は風が強い日が多い年でした。
今年は風の影響で初期生育が少し遅れてしまったような感じがします。

初期の苗は風や低温にあたると初期生育が停滞してしまうことがあります。

今年の田植え後1週間は風に悩まされました。

前回は2019年の田植えの様子を紹介しましたが、今回は田植えの1週間後の5月11日の様子を記事にします。

 

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慣行栽培

今年は田植え後に水の量を少なくして初期生育を促進を試みました。

近年、田植え後1~2cmの浅水管理をすることで苗の活着がよくなるといわれるようになってきました。
水が少ないと田植え直後の苗の根が、酸素をキャッチしやすくなるそうです。

 

しかし、田植え後の5月7,8,9日は瞬間最大風速が連日10mを超える日が続き、田植え後の苗にとって厳しい環境。

この風の影響で苗がダメージを受けて「植え傷み」が発生しました。

葉も緑色が少し冷めて黄色っぽい色になってしまっています。

この症状は、気温が上がって根が張れば解消されますが、風速が強い予報の時は水を深く張って苗をしっかり保護してあげるべきだったかなと思います。

 

慣行栽培の生育状況

慣行栽培の生育状況ですが、平均的な稲の背丈は11cm、葉齢2.3、茎数4本でした。

(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)

風の影響で、1週間目の成長はあまり良くなかったです。

また、晴れの日が続き、雨が降らなかったのでアオミドロが発生している田んぼもちらほらと見受けられました。

 

無農薬栽培

昨年は田植え後すぐに苗がほとんど水に浸かるくらいの深水にしたのですが、今年は慣行栽培と同様に田植え後は浅水管理で根の活着を促進させようとしました。

しかし、無農薬栽培も慣行栽培同様風にやられて葉が黄色くなり植え傷みをおこしてしまいました。

その年の天候によって正解が変わってくるので稲作は難しいです。

無農薬栽培の生育状況

慣行栽培の生育状況ですが、平均的な稲の背丈は11cm、葉齢2.4、茎数3本でした。

(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)

田植え後1週間では、慣行栽培と無農薬栽培の間に差はほとんどありませんでした

 

まとめ

田植え後の1週間は、天気は良かったものの強風に悩まされてあまり初期生育はよくありませんでした。

また、天気が続いたことでアオミドロも発生し始めています。

気温が高かったので、初期生育がよいと予想していたのですが、田植え後早々アテが外れてしまいました。

とはいえ、もう活着はしたと思うので来週以降は素直に成長してくれるのではないかと期待しています。

 

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