長梅雨|2020米づくり記録12

先週からまとまった雨が続いていましたが、今週も毎日のように雨が降り続いています。

九州地方では大雨により令和2年7月豪雨となりました。
この豪雨により24時間で最大500㎜近くの雨量を観測し、多数の死者や建物への被害がありました。
被災された方々に、心からお見舞い申し上げます。

さて、一方で私の住む新潟県でも被害が発生するほどではないですが、連日雨が続きました。
近年は、空梅雨で雨が降らない年が続いていましたが、久々に梅雨らしい梅雨となりました。

雨が続いていいることで、当面水不足の心配はせずに済みそうですが、雨で田んぼが乾かないので秋の作業が少し心配です。

前回は6月29日の田んぼの様子を紹介しましたが、今回は7月5日の様子を記事にします。

 

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慣行栽培

今年は、6月まで天気がいい日が続き、気温が高かったせいか例年に比べ早く葉色が落ちてきています。
先週無農薬の田んぼでは、葉色を回復させるために自家製ぼかし肥料を散布しましたが、慣行栽培の田んぼも田んぼの養分が低下してきているようです。

これ以上葉色が落ちるようであれば、穂肥を振る前に調整が必要かもしれません。
分かりずらいですが、写真中央部のあたりの色が薄くなってきています。

 

慣行栽培の生育状況

慣行栽培の生育状況ですが、平均的な稲の背丈は60cm、葉齢11.2、茎数39本でした。

(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)

先週から背丈が11センチ伸びて、一気に稲が大きくなったような感じがします。
茎数も最高分けつ期を迎えて、今が一番多い時期です。

 

無農薬栽培

無農薬栽培は、先週自家製ぼかし肥料を散布しましたが、その効果がさっそく表れています。
先週に比べると目に見えて葉色が濃くなりました。
自家製有機肥料なので、どの程度効き目があるのか分からずに散布しましたが、予想外の効き目に驚きました。

 

無農薬栽培の生育状況

無農薬栽培の生育状況ですが、平均的な稲の背丈は45cm、葉齢11、茎数18本でした。

(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)

例年無農薬の田んぼは、茎が太くなり背丈も慣行栽培と比べると大きくなるのですが、長年無農薬無肥料で栽培していたので地力が落ちているのか慣行栽培の稲よりも背丈が短くなりました。

葉色が薄くなっていたことからも栄養不足が見て取れました。
この田んぼでは化成肥料も農薬も使わずに栽培していて、栄養分は除草効果を狙った米ぬかしか入れてなかったのですが、来年からは自家製ぼかし肥料をもう少し入れてもいいかもしれません。

 

まとめ

今回は7月5日の様子を紹介しました。

7月に入って、大雨が続いています。
新型コロナウイルス終息のめどが立たない中で懸念されていた豪雨被害まで発生しています。
昨今の状況をみていると災害が身近になっていて自分のところだけは大丈夫とは言えない状況です。

何もないのが一番ですが、もし自分の身に降りかかった時に焦らないようにしっかり対策を講じておきたいと思います。

 

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