2020年の7月は連日雨が続き、なかなか梅雨が明けませんでしたが8月2日にやっと梅雨が明けました。
しかし、今週は梅雨が明ける前に私の住む関川村では2度にわたり大雨が降りました。
累計降水量が100㎜を超え道路が通行止めになったり、河川の水位が上がって避難所が開設されたりと村内でも様々な影響がありました。
川の様子
橋脚が半分以上水没していました。
我が家の田んぼの近くの排水路
普段と比べると1m近く水位が上がっていました。
村内の排水路
水があふれる一歩手前でした。
国道脇の堰
かなり増水しています。
我が家の田んぼに大きな被害はありませんでしたが、排水口が低い田んぼで排水路の水が逆流したり一部畦が崩れたりしました。
前回は7月27日の田んぼの様子を紹介しましたが、今回は8月3日の様子を記事にします。
この記事の目次
慣行栽培
慣行栽培の田んぼでは、1枚だけ大雨で排水側の畦に穴が開いた箇所がありましたが、そのほかには大きな被害はありませんでした。
大雨の後に村内を見回ってみると、田んぼの法面が大きい田んぼが大雨で崩れている個所が多くみられました。
我が家の田んぼは、関川村内でも法面が少ない田んぼなので被害が少なくて済んだのだと思います。
先週まで散布していた穂肥が効いてきて、葉色はかなり戻ってきました。
出穂前の葉色としては十分な色になっているのではないかと思います。
慣行栽培の生育状況
慣行栽培の生育状況ですが、平均的な稲の背丈は100cm、葉齢13.9、茎数40本でした。
(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)
止め葉になるであろう14枚目の葉もほぼ展開して残るは出穂を待つのみという感じです。
来週には出穂している予想ですが、ここ数日天気が悪い日が続いたのでどうなるかわかりません。
無農薬栽培
無農薬栽培の田んぼは、大雨の影響で田んぼ排水の水が逆流して田んぼに水があふれていました。
あまりにも田んぼに水が入ると、オーバーフローして下の田んぼに行ってしまい畦が壊れることがあるのですが、今回は畦は無事に済みました。
排水路の水位と田んぼの水位がイコールになっています。
ありがたいことに稲がつぶれたり、流されたりする被害はありませんでした。
無農薬栽培の生育状況
無農薬栽培の生育状況ですが、平均的な稲の背丈は84cm、葉齢13.7、茎数20本でした。
(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)
無農薬栽培もおそらく止め葉となる14枚目の葉が展開しています。
こちらももうすぐ穂が出てくるのではないかという稲姿になりました。
まとめ
今週は、2度にわたり大雨が降り、関川村でも道路が通行止めになるなど被害がありました。
しかし、幸いなことに復旧に日数を要するような大きな災害はなく、田んぼへの被害もほとんどありませんでした。
梅雨最後の一降りといった感じの大雨が過ぎ去り、8月に入りついに梅雨明けしました。
もうすぐ穂も出てくるので、後は穂に実が入るのを楽しみに待つばかりです。