出穂から2週間がたちました。
穂はまだ青いですが、実が入ってきて穂首がしなだれてきました。
だんだんと収穫期に近い稲姿に近づいています。
例年だとあと1ヶ月くらいでコシヒカリの稲刈りが始まります。
今年の稲づくりも終わりが見えてきましたが、今週は2回目の防除を行いました。
今年は全国的なカメムシの増加や梅雨が長引いたことで病気になりやすい環境ですので念入りに防除しました。
前回は8月19日の田んぼの様子を紹介しましたが、今回は8月24日の様子を記事にします。
この記事の目次
慣行栽培
慣行栽培の田んぼでは、8月19日にMR.ジョーカーを1反当たり3㎏散布しました。
この農薬は、ウンカ類、カメムシ類、イナゴ等虫などに効果があります。
散布中の様子です。
我が家は粉剤を散布しているので、梅雨の多い朝を避けて夕方風がなくなって梅雨を持つ前位の時間帯を狙って散布しています。
慣行栽培の生育状況
慣行栽培の生育状況は、平均的な稲の背丈が123m、葉齢14、茎数38本でした。
出穂日からの積算温度は、311℃でした。
穂が出そろったので、稲刈りの時期の予測のため今週から出穂からの積算温度も計測します。
出穂からの積算温度を調べることで、稲刈りの時期を予測することができます。
コシヒカリは、積算温度1000℃が刈りとりの適正時期と言われています。
(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。積算温度は、気象庁の関川村下関のデータをもとに出穂日から1日ごとの平均気温を足した温度です。)
無農薬栽培
無農薬栽培の田んぼでは、先週に引き続きカメムシ防除のためにエバラ焼き肉のたれ辛口を1000倍に希釈して5L散布しました。
実は焼き肉のたれ防除は、過去に1度挑戦しましたが、焼き肉のたれを濾さずに希釈したところゴマなどの固形物が詰まってうまく散布できずそれ以降行っていませんでした。
しかし、今年はカメムシが大量発生していると聞いて再び挑戦してみました。
しっかり濾して希釈したところ、つまりもなくうまく散布することができました。
こちらの田んぼも穂に実が入ってきて穂首が垂れてきています。
無農薬栽培の生育状況
慣行栽培の生育状況は、平均的な稲の背丈が110m、葉齢14、茎数20本でした。
出穂日からの積算温度は、284℃でした。
無農薬栽培の田んぼも穂が出そろったので、稲刈りの時期の予測のため今週から出穂からの積算温度も計測します。
こちらは慣行栽培と比べると1日遅く出穂しました。
(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。積算温度は、気象庁の関川村下関のデータをもとに出穂日から1日ごとの平均気温を足した温度です。)
まとめ
今週は、2回目の防除を行いました。
穂も出そろい稲刈りに向けもうひと踏ん張りとなりました。
今年は梅雨が長引いた影響で、背丈が例年に比べ伸びてしまったので稲の倒伏が心配ですが、収量が落ちないことを祈ってラスト1ヶ月頑張りたいと思います。