中干し|2020米づくり記録8

気温が高く天気のいい日が続いています。
雨もほとんど降りませんでした。

雨が降らないと言えば、昨年の7月後半から8月中旬までまったく雨が降らずに苦労しました。
今年も冬の暖冬で雪解け水が少ないため、水不足になるのではないかという不安の声をよく聞きます。

雨が少ないため、水路に水がなく水を入れられない時期がありましたが、ちょうど溝きり前の中干しの時期だったので事なきを得ました。

前回は6月2日の様子を紹介しましたが、今回は6月8日の様子を記事にします。

 

この記事の目次

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慣行栽培

慣行栽培では、茎数はまだ少ないですが、中干しを始めました。
中干しをすることで、稲が生い茂り過繁殖になるのを防ぐ効果土が乾いて硬くなり秋の作業がやりやすくなる効果があります。

水位3cmくらいまで自然に減水するのを待ち、それから水尻のパイプを外して水を落としました。

田んぼが乾くのを待って来週には溝切りをしようと思います。

水路には水がほとんどありません。
排水をせき止めて逆流して水を入れた田んぼもありました。

 

慣行栽培の生育状況

慣行栽培の生育状況ですが、平均的な稲の背丈は27cm、葉齢7.2、茎数14本でした。

(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)

先週に比べ、背丈はほとんど変化がありませんでしたが、葉齢が進み、茎数も倍近くになりました。
茎数は増え始めると一気に増えるので、まだ少ない今のうちに中干しして増えすぎないように調整をします。

 

無農薬栽培

慣行栽培では中干しを始めましたが、無農薬栽培では深水で茎数が増えすぎないように調整していることもあり、まだ深水を継続しています。

昨年は、深水にしたことでほとんど雑草が生えてこなかったので1度軽く田んぼに入って草取りをするだけでよかったのですが、今年は稲の間に雑草が目立つようになりました。
今年も水を落として中干しするタイミングに合わせて、田んぼに入って草取りをする必要がありそうです。

 

無農薬栽培の生育状況

無農薬栽培の生育状況ですが、平均的な稲の背丈は35cm、葉齢7、茎数6本でした。

(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)

深水の効果で、茎数が増えず慣行栽培に比べるとスカスカな印象を受けますが、例年通りの生育状況となっています。

今後、無駄なく強い分けつが出てきてくれると思います。

 

まとめ

今週は、雨が降らず好天が続きました。

しかし、雨が降らないことで水不足になり、水路の水がほとんど利用できませんでした。

天気がいいのはありがたいですが、去年のように1ヶ月近くまとまった雨が降らずに水不足にならないように祈るばかりです。

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