ハイグリーン散布|2021米作り記録12

先週40以上あった葉色ですが、今週に入り色がさめてきました。

7月からは稲が栄養成長から生殖成長に切り替わり、穂が作られ始めます。

出穂が例年通り8月13日頃だとすると、ちょうど出穂45日前になります。

 

前回は6月21日の様子を紹介しましたが、今回は6月28日の様子を記事にします。

 

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慣行栽培

慣行栽培は、昨年の出穂が8月13日だったので6月28日で大体出穂45日前です。

そこで28日にハイグリーンを反当たり1袋散布しました。

私はケイ酸が効いて葉がバリバリの稲姿が好きなので、今年も出穂45日前にハイグリーンを入れました。

また、ケイ酸肥料を入れると高温耐性がつくという報告もあるので近年の猛暑に耐えて米の品質向上のためにも有効だと思っています。

 

慣行栽培の生育状況

慣行栽培の生育状況ですが、稲の草丈は41cm、葉齢9.5、茎数36本、葉幅は0.9cm、葉色は37.2でした。

(背丈は株の中で一番長い葉が田面から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。葉幅は、展開中の葉の1つ前の葉を測定。測定株を選択してその株の成長状況を記載しています。葉色はSPADを用いて測定株を含めて複数株を測定した平均値を記載。)

先週に比べて茎数が20から36に増えました。

一方で、葉色は先週の40.1から薄くなっているので今が最高分けつでこれから来週以降茎数が減っていくはずです。

 

無農薬栽培

無農薬栽培は、慣行栽培と違い中干しをしない水管理をしています。

元肥を入れていないのと初期から深水管理をしているので、中干しの時期になっても茎数を少なく管理できているので中干しで過剰分げつを抑える必要がないのです。

慣行栽培だと中干し後から穂肥を散布するまでは過剰分げつを抑えるために葉色を薄くする必要がありますが、茎数の少ない無農薬栽培は葉色を落とす必要がないので今の葉色を維持できるように管理していきます。

 

無農薬栽培の生育状況

無農薬栽培の生育状況ですが、稲の草丈は43cm、葉齢10.0、茎数25本、葉幅は0.8cm、葉色は35.9でした。

(背丈は株の中で一番長い葉が田面から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。葉幅は、展開中の葉の1つ前の葉を測定。測定株を選択してその株の成長状況を記載しています。葉色はSPADを用いて測定株を含めて複数株を測定した平均値を記載。)

先週に比べて茎数が倍近く増えました。

一方で、葉色は落ちてきているので茎数がここから大きく増えることはないと思っています。

 

まとめ

今週は出穂45日前ということで慣行栽培の田んぼにケイ酸資料のハイグリーンを散布しました。

ケイ酸をしっかり効かすことで、夏の高温に強くなり、最後までしっかり登熟します。

今年も葉が立っていて触ると指が切れそうになるくらいケイ酸の効いた稲を目指していきます。

 

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