稲刈り準備中|2021米作り記録22

9月に入り、ますます籾が充実してきました。

例年に比べて、登熟期の8月に異常な高温がなかったので近年ではかなりゆっくり登熟している感じです。

稲刈りに備えて、我が家ではコンバインや乾燥・調整をする作業場の準備を進めています。

極早生品種や他の地域で、稲刈りを始めた人から話を聞くと異常高温がなかったので、芯白が出ずに米の出来はいいという話を聞きます。

一方で、見た目ほど収量はない。という話も聞こえてきました。

 

前回は8月30日の様子を紹介しましたが、今回は9月6日の様子を記事にします。

 

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慣行栽培

先週から比べると、見た目でもはっきりわかるくらい稲が黄色くなってきました。

稲の倒伏もすこし進んで、籾に実が入ったような感じがします。

去年だとこの時期には完全倒伏してしまった田んぼがあり、稲刈りに苦労したのですが、今年は倒伏を気にせずに稲刈りできるので、快適な稲刈りになりそうです。

 

慣行栽培の生育状況

慣行栽培の生育状況ですが、稲の草丈は110cm、葉齢13、茎数27本、葉幅は1.1cm、葉色は25.4でした。

出穂からの積算温度は、739℃でした。

 (背丈は株の中で一番長い葉が田面から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。葉幅は、止め葉を測定。測定株を選択してその株の成長状況を記載しています。葉色はSPADを用いて測定株を含めて複数株を測定した平均値を記載。)

先週に比べて葉色が10近く下がりました。
見た目でも色が抜けたのがわかりますが、数値として見ることができるのはやはり便利です。

 

無農薬栽培

9月に入り、水が入らなくなったので用水の水が止まりました。

用水がなくなっても、例年だと水口付近が乾かずにぐちゃぐちゃでコンバインを入れずに手刈りしているのですが、今年はすでにだいぶ乾いてきているようです。

無農薬の田んぼは面積が小さいので、例年田んぼの3分の1くらい手刈りが必要なのですが、今年は4隅だけで済みそうです。

 

無農薬栽培の生育状況

無農薬栽培の生育状況ですが、稲の草丈は110cm、葉齢14、茎数25本、葉幅は1.2cm、葉色は22.7でした。

出穂からの積算温度は、708℃でした。

 (背丈は株の中で一番長い葉が田面から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。葉幅は、止め葉を測定。測定株を選択してその株の成長状況を記載しています。葉色はSPADを用いて測定株を含めて複数株を測定した平均値を記載。)

無農薬栽培の稲も葉色が10近く下がり、黄色くなってきました。

 

まとめ

9月に入り、いよいよ稲刈りが近づいてきました。

この時期になると倒伏や田んぼの乾き具合が心配になってきます。

はやる気持ちを抑えて稲刈りと乾燥・調整の準備を進めています。

去年の経営継続補助金で作業場を改造して、籾摺りラインを変更したので作業場の準備はかなり楽になりましたが、実際に稼働してうまくいくのか楽しみです。

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