農家視点で下町ロケット第11話をみた感想。~自動運転~

ているです。

下町ロケット第11話が放送されました。

ついに最終回を迎えた下町ロケットですが、今週も農家目線で考察してみたいと思います。

 

 

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11話のあらすじ

島津さんを迎え入れ、本格的に無人農業用ロボットの開発を進める佃製作所と帝国重工に再びダーウィンプロジェクトとの対決の機会が訪れます。

今回は首相立会いの下無人農業用ロボットのデモンストレーションが行われました。

しかし、首相の予定が押したためアルファ1は首相に見てもらうことができず、メディアにも取り上げられませんでした。

話題にはならなかったものの、アルファ1はダーウィントラクターと比べても遜色のないトラクターに仕上がっていました。

 

開発が進み、ダーウィンの発売に合わせてアルファ1の発売が来年の7月に決定しました。

しかし、島津さんは前回の走行テスト時に聞こえた異音が気になります。

佃社長は、納得がいくまで走行テストするように指示します。

そんな中で、ダーウィンの発売日が4月に早まります。

顧客を奪われることを焦った的場専務はバルブとトランスミッションの内製化をおこないアルファ1の発売日も早めると役員総会で報告します。

それに対して藤間社長は、アグリジャパンでの失態を踏まえて第三者機関で帝国重工と佃製作所のバルブとトランスミッションの性能試験を行うことを指示します。

負ければ、無人農業用ロボットだけでなくロケット事業からの撤退や藤間社長の進退にも影響する事態になります。

 

帝国重工からまた厄介ごとを押し付けられた矢先に、殿村さんの田んぼで試験運転をしていたアルファ1が走行中にエンストします。

原因を調査した結果、トランスミッションのギアの耐衝撃寿命が低すぎることが判明しました。

性能評価テストまで時間がない中、ロケット部門も一丸となってギアの耐衝撃寿命の改善を行うことになります。

軽部さんも残業して改良に取り組みます。

一方、同様のエンスト事例がダーウィンにも起こります。

しかし、氷室はろくな調査もせずに使い方が悪いせいにしてろくな調査を行わないまま正式販売となります。

シャフト部分を改良することで耐衝撃寿命を改善した佃製作所は性能評価で帝国重工に圧勝します。

帝国重工のトランスミッションに勝利したことで佃製作所の正式採用が決まり、アルファ1からランドクロウに名前を変えた無人トラクターが殿村家に納品されることになります。

 

 

無人トラクターの自動運転レベル

作中で無人トラクターなのになぜ運転席が必要なのかと問いかける場面がありました。

作中でも、話していましたが突然の事態に運転できるようにするためと道路交通法の制限があるために運転席があります。

先日警察庁から道路交通法の改正案が提出されました。

今回の改定案では、高速道路のような限定された条件の下でのみ自動で目的地まで運転を行うことができるようになります。

 

現行法では、運転手は運転中にハンドルから手を離すことができませんでしたが、改正法では自動運転中は運転者がハンドルから手を放してスマホを操作ることもできるようになります。

しかし、あくまでも主体は運転手です。

 

一方、田んぼは私有地のため、道交法の縛りがないのですが、田んぼにたどり着くまでに道路を通らなければなりません。

農道などの道路は高速道路に比べて条件が難しいため、技術的にも今回の改正でも自動運転をすることはできません。

 

そのため、まだまだ無人農業用ロボットの操縦席はしばらくなくなりません。

将来完全な自動運転が可能になるまでにはまだまだ時間がかかりそうです。

 

 

終わりに

いよいよ最終回を迎えた下町ロケットですが、1月2日に特番が決定しました。

噂では聞いていたのですが、最終回と言っていたので今回で終わると思っていたのでびっくりです。

もう1話あるということで今回は完全にはすっきりしませんでした。

次回こそは農林協の吉井をぎゃふんと言わせてほしいですね!

 

よろしければ他の農家目線の考察記事も読んでみてください。

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