水耕栽培の始め方~レタスの種まき~

前回の記事では、水耕栽培の始め方を紹介しました。

水耕栽培は室内で手軽に始めることができ、虫がつくことも少ないお手軽な栽培方法です。

前回は水耕栽培のおすすめの作物や肥料などについて紹介しましたが、今回の記事では、実際にレタスを使って水耕栽培の種まきのやり方について紹介したいと思います。

 

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レタスの種まき工程

レタスの水耕栽培は大きく分けて2つの工程があります。

1つ目は、種まき~発芽の工程です。

この工程ではスポンジに種をまき、種を発芽させます。

 

2つ目の工程は、発芽~収穫です。

種から芽が出て、ある程度大きくなったら液肥入りの容器に移し替えて栽培します。

 

今回はこのうち種まき~発芽の工程に焦点を当てて紹介します。

 

 

種まきの資材

レタスの種

水耕栽培で使うレタスはスーパーで1玉売りされているような結球する種類のレタスではなく、リーフレタスです。

レタスの水耕栽培をする場合は、結球しない品種であればどんな品種でも大丈夫だと思います。

結球する品種も育てられなくはないと思いますが、大きめの水耕栽培キットが必要で収穫まで時間もかかるのであまり水耕栽培には向かないです。

 

私は5種類のレタスが入ったサラダレタスミックス5という種を使用しました。

こちらは1袋に5種類のレタスの種が入っているのでちょっとお得な感じがします。

こちらのパリグリーンという品種も周りでシャキシャキして味がいいと評判なのでおすすめです。

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スポンジ

水耕栽培ではスポンジが土の代わりになります。

スポンジの隙間に作物の根が伸びて酸素や水を吸収します。

使用するスポンジは100均などに売っている普通の食器洗い用のスポンジです。

内側のスポンジ部分を取り出してその上に種をまきます。

食器洗い用のスポンジには様々な種類がありますが、上記で紹介したような柔らかいスポンジを使用してください。

繊維がしっかりしていたり、緻密なスポンジを使用してしまうと作物の根っこがスポンジに伸びていくことができないのでうまく育ってくれません。

以下のようなスポンジは使わないようにしましょう。

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トイレットペーパー

水耕栽培ではスポンジの上に種を置き発芽させますが、種全体を湿らせておくと発芽しやすくなります。

そこでトイレットペーパーをかぶせて種全体が湿っているようにします。

また、湿ったトイレットペーパーは簡単に破けるので発芽するときに邪魔になりません。

種を覆うのが目的なのでダブルのトイレットペーパーの場合はばらしてシングルにしましょう。

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発泡スチロールなどのトレイ

水をためておくのに、肉や魚が入っているような発泡スチロールのトレイまたは豆腐のトレイも必要になります。

 

 

レタスの種まき

1.スポンジを切る

写真のように、スポンジをネットから取り出し、1.5㎝角程度にカットします。

 

2.スポンジを湿らせる

スポンジが、乾いていると発芽しません。

スポンジを水に沈めて、スポンジのなかの空気を抜きましょう。

写真上のスポンジのように水に浮かべても水面から出ないようなら十分に空気が抜けています。

逆に、水面にスポンジが浮いている状態だとまだ空気が抜けてないのでしっかり空気を抜きましょう。

 

3.トレイにスポンジを並べる

スポンジをトレイに並べます。

 

4.種をスポンジに乗せてトイレットペーパーをかぶせる

スポンジの上にレタスの種を2~3粒づつ乗せて、その上からトイレットペーパーをかぶせます。

トイレットペーパーをかぶせたことで種の全体的に湿っているのがわかると思います。

 

 

発芽までの水管理

発芽するまでの間、スポンジが乾かないようにしましょう。

スポンジの下3分の1程度水を入れて、水が減ってきたら足すような感じで大丈夫です。

3日くらいするとまず根っこが伸び、続いて芽が出てきます。

下の写真は種をまいてから4日目の様子です。

スポンジに根が伸びているのがわかると思います。

 

8日目になると双葉が出てきています。

 

 

終わりに

前回の記事で液肥の紹介をしたのに使ってないじゃないか。

と思った方もいるかと思いますが、種にはもともと芽を出すだけの栄養が備わっています。

なので双葉が出るくらいまでは水だけでも十分発芽してくれるので、種まき~発芽の段階では液肥を使いません。

次回以降に紹介する発芽~収穫の段階で使うことになります。

 

今回は、水耕栽培レタスの種まき~発芽までを紹介しました。

御覧の通り、湿らせたスポンジに種を置いておくだけで簡単に発芽させることができます。

水耕栽培に興味がある人は挑戦してみてはいかがでしょうか。

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