2020年は、新型コロナウイルスの影響で経済に大きな影響が出ました。

その影響で政府が特別定額給付金やGO TO トラベルなど様々な支援を行い経済対策を行なっています。

農業に関しても、経営継続補助金と呼ばれる補助金が創設されました。

我が家でも、 経営継続補助金を使って農機具をなどを購入したので、今回はこの補助金を使って購入したものを紹介したいと思います。

 

この記事の目次

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経営継続補助金とは

経営継続補助金とは、以下の目的のために創設された制度です。

新型コロナウイルス感染症の影響を克服するために、感染拡大防止対策を行いつつ、販路回復・開拓や事業継続・転換のための機械・設備の導入や人手不足解消の取組を総合的に支援することによって、地域を支える農林漁業者の経営の継続を図ります。

経営継続補助金HPより

要するに、コロナで売り上げの減ってるだろうから農家の設備投資を応援しますよ。という制度です。

 

補助率

経営継続補助金の補助率は、

(1)1~3のいずれかを含む経営の継続に関する取組に要する経費【補助率:3/4 補助上限額100万円】

  • 1.国内外の販路の回復・開拓
  • 2.事業の 継続・回復のための生産・販売方式の確立・転換
  • 3.円滑な合意形成の促進等

  (注)(1)の経費の1/6以上を「接触機会を減らす生産・販売への転換」又は「感染時の業務継続体制の構築」に充てる必要があります。

(2)感染拡大防止の取組に要する経費【補助率:定額   補助上限額50万円】

となっています。

普通農業の補助金は多くても1/2程度までしかなく要件も厳しいのですが、コロナウイルス対策ということで破格の補助となってます。

 

経営継続補助金で買ったもの

経営継続補助金を使って買ったものを紹介します。

2次募集で応募したので実はまだ完了してないものもありますが、未完了のものは概要だけ掲載して完了次第詳細をアップします。

 

作業場の改修と関連資材の購入

我が家で申請した中でメインの事業です。

これまでは、もみすりで出たもみ殻の貯蔵が出来なかったため、袋に貯めていっぱいになるたびに袋の交換を行なっていました。
袋を置くスペースも限られているので、もみすり中にもみ殻を排出する必要もありました。

結果的に、袋詰め1人、袋交換1人、運搬1人で合計3人がかりでのさぎょうになっていました。

今回の補助金で、作業場の2階を改造してもみ殻の貯蔵スペースを作り、もみすり作業を1人でも行えるようにしました。

貯蔵したもみ殻は、トラクターや軽トラにそのまま積載できるようにしたので、運搬作業も効率化できます。

また、もみ殻の排出スペースと乾燥の際の粉塵を拡散しないために、毎回仮設の小屋を建設してましたが、籾殻の排出場所の変更に合わせて集塵機を導入して仮設小屋建設の手間を減らすことにしました。

※未完了です。

 

葉緑素計(SPAD)の購入

稲の生育の状態を確認する指標の一つに葉の色があります。

これまでは、目で見て稲の色が濃い、色がさめてきたと判断していましたが、今後の技術の継承や生育状況のデータ化を考えると目視での確認は不十分だということで葉緑素計を購入しました。

葉緑素計を使うことで稲の色を数値として捉えることができます。

また、JAなどの生育情報にも、葉緑素計で測定した稲の色が公表されているので、近隣との生育状況の比較にも役立ちます。

 

ペレット製造機

我が家では無農薬栽培の田んぼの雑草対策として米ぬかの散布を行っています。

昨年までは、米ぬかを散布する場合、米ぬかに水を加えてこねてだんご状にしたものを手で投げ入れていました。

小さい田んぼならこのやり方でも問題ないのですが、規模を拡大するにはこのやり方では難しいと思っていました。
米ぬかをペレット状にすることで動力散布機で散布できるので無農薬田んぼの拡大に役立ちそうです。

その他にも、自家製ボカシなどをペレット化することで効率的に作業できるようになります。

 

まとめ

今回は、経営継続補助金を使って買ったものを紹介しました。

コロナ対で作られた補助事業でしたが、補助率が良かったおかげでこれまでやりたいけどやれなかった細かい物品の購入や作業場の整備を行うことができました。

昨今農業の経営がどんどん厳しくなっているので、補助事業にも目を向けて効率的な経営を目指したいと思います。

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