
ているです。
土を変えて以降は順調に生育していたブルーベリーですが、よくよく見るとブルーベリーに何かついています。
おわかりでしょうか?
この写真の中に何かがいます。
ヒントは写真中央よりやや上らへんです。
たぶんわからないと思います。
私も全然気が付きませんでした。笑
正解は、この赤い丸の部分です。
ね?写真じゃわからないでしょ?笑
目で見てても本当によーく見ないとわからないんです。
私も母親からブルーベリーに何かついてるよ?と言われてはじめて気づきました。笑
これがなんなのかというと、これはカイガラムシという虫なんです。
虫なので手でとることができます。
ブルーベリーからとっても写真だと点にしか見えないですね。笑
こんな奴らがブルーベリーの枝にたくさんくっついているんです。
この記事の目次
カイガラムシとは
カイガラムシは名前にカイガラと付くだけあって硬い甲羅のようなものに覆われた昆虫で、種類が多く日本だけでも400種類くらい生息していると言われています。
そのほとんどが、植物に寄生してストロー上の口を刺して植物の栄養分を吸汁します。
種類にもよりますが、カイガラムシは一度植物にくっつき吸汁を始めると、その場所からほとんど動かなくなります。種類によっては足が退化してなくなるものもいます。
樹皮の割れ目などで冬を越した幼虫が、5月下旬になると成虫になり、活発に活動します。
7月ごろに幼虫が産まれるそうです。
カイガラムシによる被害
カイガラムシに寄生されると、カイガラムシが栄養分を吸汁することで、植物の成長を阻害してしまいます。
あまりにも多くのカイガラムシが木につくと気を枯らしてしまうこともあるみたいです。ガクブル
また、カイガラムシの排出物は細菌類が好きな成分が含まれてます。
特に、すす病を引き起こす細菌がカイガラムシの排出物を好むため、枝や葉っぱがすすにまみれたような状態になってしまいます。
私のブルーベリーもよく観察してみたら、枝のあたりがすすで汚れたようになっていました。
カイガラムシを駆除する方法は?
成虫は、硬い甲殻に覆われているため、普通の殺虫剤は効き辛いと言われています。
そのため最も簡単な駆除方法は、物理的に取り除くことだそうです。
カイガラムシは、成虫になるとほぼ動かなくなります。体調も4~6㎜程度はあるので木をよく確認すれば見つけることができます。
成虫になってしまったカイガラムシは頑張って手や歯ブラシなどを使って木からとってあげましょう。
足が退化しているので、木から離してしまえば再び張り付くことができずに死んでしまうみたいです。
殺虫剤が効きにくいとはいえカイガラムシに効果的な殺虫剤も販売されています。
夏場の成虫は殻があるため薬が効きませんが、冬場の幼虫で殻のない間にこちらの殺虫剤を散布することで翌年の発生を抑えることができます。
カイガラムシの発生を予防する方法は?
風通しのいい場所に置く
カイガラムシは風通しの悪い場所で発生しやすい害虫です。
風の通りが悪い場所に置いていたり、葉っぱが込み合っているとカイガラムシが発生しやすくなります。
ブルーベリーの栽培は風通しが良い場所で行いましょう。
また、カイガラムシは卵や幼虫の状態なら葉っぱに水をかけることで予防することができます。
ベランダなど雨が当たるところに置いておくのも効果的です。
葉が込み合ってきたら剪定する
私のブルーベリーは土を変えてからすくすくと成長しだいぶ葉っぱや枝が込み合ってきました。
葉っぱが込み合ってくると風通しが悪くなりカイガラムシが発生しやすくなってしまいます。
剪定して風通しを良くすることでカイガラムシの発生を抑えることができます。
私のブルーベリーもかなり枝が込み合ってきたので剪定しました。
デューク剪定前
デューク剪定後
スパルタン剪定前
スパルタン剪定後
スパルタンは切りすぎ感があるので来年はあまり着実が期待できませんが、クロロシスでだいぶダメージを受けていたと思うので元気な部分だけを残してみました。
カイガラムシは小さく見つけるのが大変なので、発生してしまうと1度にすべて駆除するのが難しい害虫です。
大変ですが定期的に観察して1匹1匹地道に駆除しましょう。
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