部屋にいながらハウスの温度管理を監視するために、ログ機能付きのデジタル温湿度計ウェザーステーションを購入しました。
ウェザーステーションは、
・ライブデータのグラフ化
・履歴データをcsvで出力
が可能な温湿度計です。
我が家には敷地内に2棟のハウスが立っているのですが、育苗の時期になるとハウスの温度を確認するために何度も家とハウスを行ったり来たりする必要がありました。
温度計を購入したことで、家にいながらハウスの温度を確認することができるようになって省力化できそうです。
この記事の目次
ウェザーステーションのレビュー
ウェザーステーションはモニターと5つのセンサーが入っています。
それぞれのサイズは、
モニターサイズ (LxHxW): 11.5 x 8.2 x 4cm
モニターモニター画面サイズ (LxW): 9.5 x 5.5cm
センサーサイズ(LxHxW): 12 x 4.2 x 1.8cm
センサー防水レベル:IPX3
となっています。
センサーの測定可能範囲は、−40℃〜60℃で精度は±1℃です。
伝送周波数は、868MHzです。
モニターは、100Vのコンセントから給電が必要で、電池には対応していません。
センサーは、1機につき単3電池が2個必要なので5台全部使う場合は、10本の単3電池が必要になります。
また、センサーにもモニターが付いているので、ハウス内でセンサーの温度を確認することができます。
モニターとセンサーとの通信可能範囲は、障害物のない直線距離で100mです。
モニター上では、直近のデータをグラフで確認することが可能ですし、マイクロSDをモニターに挿入しておけば、過去のデータをcsvで出力することもできます。
ウェザーステーションの開封レビュー
ウェザーステーションの開封レビューです。
箱の中には写真にプラスしてパソコン用ソフトのCDと取扱説明書がついています。
全てのセンサーを同じ部屋に置いて温湿度を確認中。
電池を入れた直後はセンサーごとに温度にばらつきがありましたが、しばらく並べておいておいたところ均一になりました。
もし、センサーごとに温度が大きく違う場合は、温度の補正をすることもできるようです。
ウェザーステーションの使用状況
ウェザーステーションの使用状況を紹介します。
我が家では、育苗の時期になると敷地内にあるハウス2棟で苗作りをしています。
普段家族がいる居間にモニターを設置していますが、それぞれのハウスまでの距離は直線距離で最大約20mです。
センサーは、外気温1ヶ所、それぞれのハウスの前後に各2ヶ所ずつ設置しています。
通信の状況ですが、20mくらいであれば家の外にあるハウスにセンサーを設置していても十分に受信することができています。
外気温は雨があたらないように軒下に吊るしてあります。
ハウス内のセンサーは苗に近い位置に吊るしてあります。
ウェザーマスターの気になるところ
ハウスの温度監視のツールとしては十分な性能を満たしているウェザーマスターですが、気になったところが2つあります。
説明書が英語のみ
ウェザーマスターには温度の補正やアラームの設定など様々な機能がありますが、それらの使い方が全て英語で書かれているため解読するのに手間がかかります。
とはいえ、温湿度を測定するだけならセンサーに電池を入れてモニターをつけておくだけなので基本機能を使うだけならそこまで悩む必要はありません。
スマホとの連動機能はなし
スマホと連動する機能はありません。
出先から温湿度を確認したり、アラームを受け取ることはできません。
スマホ連動機能がある温度計もありますが、我が家のように外気と2棟のハウスで最低3個のセンサーが入っている商品は見つかりませんでした。
また、我が家では大抵誰かは居間にいるため、スマホに通知しなくても充分対応可能です。
それよりも、5つのセンサーとログ機能があるウェザーステーションが最適な選択肢でした。
まとめ
今年からハウスの温度管理に導入にしたウェザーマスターをレビューしました。
まだ使い始めて数週間ですが、家族からは「いちいちハウスに温度を見にいかなくても良くなって楽になった。」と好評です。
また、ハウスの前後にセンサーを設置してみて、日当たりによって同じハウスでも温度の上がり方が違うことなど新しい発見もありました。
我が家の場合は、育苗シーズンだけしかハウスを使わないので大型投資はできませんが、15,000円程度で温度確認の手間がなくなったのでコスパの良い投資ができたと思っています。
多くの育苗農家が抱えるハウス内の温度管理の手間を減らすことができるだけでなく、育苗状況のデータ化にも役立ちます。
ハウス内の温度管理が劇的に楽になるので、ハウスで育苗をしている人や野菜づくりをしている人は導入してみてはいかがでしょうか。