低温続きの夏|2021米作り記録21

B!

8月も終わりに近づき、稲が黄色く色づいてきました。

稲が黄色くなるのと同時に、ヒエも目立ち始めています。

一方で、8月にしては気温が低い日が続き、雨も多いため例年に比べると積算温度が稼げていないようです。

前回は8月23日の様子を紹介しましたが、今回は8月30日の様子を記事にします。

 

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慣行栽培

慣行栽培の田んぼは、今年は除草剤がしっかり効いていたと思っていたのですが、8月後半になって所々ヒエが見え始めました。

今年の除草体系は、田植えと同時散布でマーシェット、2週間後に銀河ジャンボ、5月末にクリンチャージャンボを散布していますが、後期まで効果が続いてくれていないようです。

また、田植えの時に条間が空いてしまったところは、光が当たりやすいため、後期のヒエが出やすくなってしまっていたようです。

 

慣行栽培の生育状況

慣行栽培の生育状況ですが、稲の草丈は110cm、葉齢13、茎数27本、葉幅は1.1cm、葉色は34.5でした。

出穂からの積算温度は、593℃でした。

 (背丈は株の中で一番長い葉が田面から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。葉幅は、止め葉を測定。測定株を選択してその株の成長状況を記載しています。葉色はSPADを用いて測定株を含めて複数株を測定した平均値を記載。)

稲刈りまで残り1ヶ月を切りましたが、まだ葉色は35程度あります。

今年からSPADを導入して葉色の測定をしていますが、葉色が刈り取り適正期の判断材料になるのかどうか調べる意味でも刈り取りまで測定してみたいと思います。

無農薬栽培

無農薬栽培は慣行栽培以上に雑草が生えてしまって何度か手で草取りをしています。

6月ごろはホタルイやオモダカが多かったのですが、8月末になって、ヒエやコナギが目立つようになりました。
(目立たないだけで、ホタルイやオモダカが消えたわけではない…)

除草剤を使っても雑草に悩まさせれるので、無農薬栽培の雑草対策には悩みがつきません。

 

無農薬栽培の生育状況

無農薬栽培の生育状況ですが、稲の草丈は110cm、葉齢14、茎数25本、葉幅は1.2cm、葉色は31.2でした。

出穂からの積算温度は、562℃でした。

 (背丈は株の中で一番長い葉が田面から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。葉幅は、止め葉を測定。測定株を選択してその株の成長状況を記載しています。葉色はSPADを用いて測定株を含めて複数株を測定した平均値を記載。)

慣行栽培に比べると葉色の下がっています。

見た目にも慣行栽培に比べると淡いなという感じがしています。

 

まとめ

8月も終わり、稲刈りまで残すところあと1ヶ月を切りました。

できる作業はほとんどなくなってしまったので、これからは天気の心配をするだけです。

今年は例年に比べると台風が少ないですが、これからの登熟期に台風が来ないことを祈っています。

 

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