除草剤&米ぬか散布|2019米づくり記録6

田植え後の初期管理で最も苦労するのは雑草対策です。

田んぼに植えたばかりの苗はまだ背丈が低く、雑草に負けてしまうことがあります。

そこで今週は雑草対策として慣行栽培の田んぼでは除草剤を、無能策栽培の田んぼでは米ぬかを散布しました。

今回はそんな田植え後2週目の5月18日の様子を記事にしています。

 

この記事の目次

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慣行栽培

田植え後1週間目に強風にやられた苗たちですが、この1週間でかなり回復して緑が深くなりました

晴れ間も続いたのですくすくと成長しています。

しかし、すくすく育つのは苗だけではありません。

田んぼの雑草も成長し始めました

そこで慣行栽培の田んぼでは除草剤を散布しました。

 

除草剤の散布

除草剤は、日生化学株式会社のコメットジャンボを使用しました。

コメットを10aにつき300gずつ散布しています。

写真真ん中にある白いものが除草剤です。

パックの中に除草剤成分が入っていて、田んぼに入れると水と反応して袋が溶けて除草剤が出てきます。

分かりにくいですが、白いつぶつぶがパックから溶けた除草剤です。

パックから溶けた除草剤が田んぼに広がることで雑草が生えてくるのを防いでくれます。

 

慣行栽培の生育状況

慣行栽培の生育状況は、平均的な稲の背丈は18cm、葉齢4.5、茎数4本でした。

(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)

先週生育があまり良くなかった分、今週は背丈も伸びかなり成長しました。

 

無農薬栽培

無農薬栽培も慣行栽培と同様に、先週風にやられて黄色かった苗に緑色が戻ってきました。

無農薬栽培の田んぼは除草剤を使うことができないので、今年も米ぬかとチェーン除草機で雑草対策をおこないました。

 

米ぬか除草法

今年は10aあたり50kgの米ぬかを田んぼに散布しました。

米ぬかには窒素分やミネラルなどの栄養素も含まれているので、肥料を加えない無農薬栽培にとっては肥料代わりにもなっています

やり方は、大きな容器に米ぬかを入れて水を混ぜます。

米ぬかを握ると団子状にまとまり、水は滴らないくらいが理想の水加減です。

写真のように細かい粒になるように混ぜ合わせて、畦から田んぼに投げ入れます。

田んぼ全体に米ぬかが散らばるようにまきます。

米ぬかをまいておくと、米ぬかを餌にする微生物やミミズが田んぼ表面で活発に活動するので土がとろとろになります。

 

無農薬栽培の生育状況

慣行栽培の生育状況ですが、平均的な稲の背丈は15cm、葉齢4.3、茎数3本でした。

(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)

肥料を散布していない分、慣行栽培と比べると少し成長が背丈が低かったです。

また、18日にチェーンも引っ張っています。

 

まとめ

先週風にやられて苗が黄色くなってしまったものの、1週間で成長を取り戻しました。

ただし、雑草も気になりだしたので雑草対策として慣行栽培では除草剤を散布し、無農薬栽培では米ぬかとチェーン除草をおこないました。

田んぼは雑草との戦いなのでしっかりと駆除していきたいと思います。

 

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