田んぼの排水対策にmakita充電式アースオーガ40V max(DG001GZ)を購入しました。
我が家の田んぼは湿田でなかなか田んぼが乾かず、トラクターや田植え機がはまることが多々あります。
そこで、アースオーガで昨今話題の縦穴を掘ってみて、田んぼの湿田対策に効果があるのか試してみました。
この記事の目次
我が家の田んぼ状況
我が家の田んぼは、場所によっては湿田でぬかるみやすいところが多々あります。
毎年、荒ぐりをしてみて怪しいところには砂を入れたり、田植え機の前方にウエイトを置いてはまらないように対策をおこなっています。
しかし、砂を運ぶ労力や田植えの作業効率低下など、忙しい春作業の負担になっています。
田んぼの湿田対策
田んぼの湿田対策には、さまざまな方法があります。
最も確実なのは、圃場整備に合わせて行う本暗渠管の布設です。
本暗渠は後からでも布設できますが、大型重機や専用の機械が必要となるため私のような小規模農家ではとても取り組めません。
続いてよく行われるのが、サブソイラなどで溝を切り補助暗渠にする方法です。
本暗渠に比べれば取り組みやすいですが、我が家のトラクターは小さいため牽引力が必要なサブソイラを引くことができません。
残る手段は、深い場所に砂を入れたり、収穫後に水がたまらないように明渠を掘って田んぼの乾きを早くする方法です。
我が家の場合、砂を入れたり、明渠を掘ることでなんとか作業が出来ていますが、抜本的な改善には至っていません。
そこで、排水対策として比較的安価におこなえると最近話題の縦穴掘りで、湿田対策に取り組んでみたいと思います。
makitaアースオーガ40V max(DG001GZ)で湿田対策
使用する機械は、makitaアースオーガ40V max(DG001GZ)です。
さまざまな会社からアースオーガが販売されていますが、近年の脱炭素の流れと燃料費の高騰を考慮して充電式のアースオーガを購入しました。
makitaのアースオーガは、16Vの電源2個で駆動するタイプもありますが、16Vの工具を持っていなかったのと今後欲しい製品が40V maxシリーズだったのでこちらを購入しました。
16vの場合、バッテリーを2つ買う分多くバッテリーを用意しないといけないのもネックかなと思います。
ただ、makitaの16Vの電動工具を使っていてバッテリーがたくさんあるという人には、16V2本挿のモデルの方がいいかもしれません。
どちらの製品もバッテリー以外に違いがないので、手持ちのバッテリーによって選べばいいと思います。
このアースオーガは、2段階の変速機能や逆回転機能がついていて土の状態によって設定を変えることができたり、粘土質でドリルが抜けない時に逆回転することで楽に抜くことが出来ます。
反力受けバーというものがついていて、穴を掘るときに腰で支えることができるので腕が疲れにくいです。
私は、40V maxシリーズのバッテリーでは一番容量が小さい2.5Ahのバッテリーを購入して使用しています。
makitaはアースオーガ以外にも農業に使えそうな製品が多くあり、バッテリーの転用もできるので今後も農業に使えそうな製品を購入していきたいと思っています。
ちなみに目下欲しいのは、充電式ブロワーとスプリット式草刈機です。
施工方法
枕地の柔らかいところやぬかるむところ、暗渠管の近くなど、とにかく乾かしたいところや排水性が良くなりそうなところにひたすら2種類の穴を掘ってみました。
田んぼの場合は粘土で水を多く含んでいるので、アースオーガの設定は変速1で施行しました。
1つは、φ10cmのドリルで掘り進めるだけ穴を掘り、穴が埋まらないように籾殻を充填する方法。
穴が大きく籾殻を疏水剤にするため穴が塞がりにくく、長期的な排水効果があります。
もう1つは、φ4cmのドリルで穴を掘るだけの方法。
穴が小さく疏水剤も入れていませんが、施工が簡単なので数を稼ぎやすいです。
手持ちの籾殻がなくなるまではφ10cmの穴を掘り、亡くなってからはφ4cmの穴を掘りました。
正確な穴の数は数えていませんでしたが、50箇所以上は掘れたと思います。
また、φ10cmの穴の方が、φ4cmの穴よりも負荷が大きくバッテリーの消費が大きかった印象を受けました。
まとめ
田んぼの湿田対策に、makita充電式アースオーガ40V max(DG001GZ)を購入して縦穴を掘りました。
理論通りなら縦穴を掘ったことで、作土層を壊して水が下に抜けるようになったはずですが果たして効果のほどはいかほどなのでしょうか。
我が家の田んぼの場合地下水位が高いので、どこまで効果が出てくれるか予想できませんが、時期作でトラクターや田植え機を入れるのが楽しみです。