
ているです。
今回は田んぼの雑草についてブログにしたいと思います。
田んぼに雑草が生えると、田植え後すぐの初期成育段階では雑草に栄養を奪われ稲の生育が阻害されてしまいます。
稲作中期以降で稲の丈が伸びて雑草に負けなくなっても今度は雑草が種を増やして収穫時に混じってしまったり翌年に雑草が多く生えてきたりします。
そんな、稲にとって迷惑な雑草たち
今日はその中からでも米農家にとって最も厄介な雑草と言って間違いない
ヒエ
について紹介します。
この記事の目次
ヒエ
田んぼの雑草の中で農家の皆さんがもっとも悩まされるのがこの雑草だと思います。
生育初期から稲刈り直前まで稲作で悩まされるイネ科の植物で、姿も稲に似ていて見分けづらいのでとても厄介な雑草です。
ノビエと呼ばれることもあります。
ヒエが生えるとどうなる?
ヒエを放っておくとこんな感じで稲とヒエの見分けがつかない田んぼになってしまいます。
田植え機が通ったラインが見えているので辛うじて稲と区別がつきますが、ここまでヒエが生えてしまうと間違いなく収量に影響が出てしまいます。
これを手で全部抜くのはあまりにも無謀なので、対策するとすればクリンチャーなど、ある程度成長したヒエにも効く除草剤を撒くことくらいでしょうかね。。。
除草剤が使えない無農薬栽培の田んぼがこんな状態になったらもう泣くしかないです。笑
ヒエの見分け方1
除草剤で退治しきれなくなったヒエは手で抜いたり、カマで刈り取ったりするしかありません。
そうなったときの私にとっての一番簡単な見分け方は、根本の色です。


根本が赤いのが分かると思います。
ヒエは成長すると根本が赤くなります。
去年初めて無農薬栽培に挑戦したときにはチェーン除草で処理しきれなかったヒエが結構あったので何度も田んぼに入って抜いて回りました。
水を張った状態の田んぼでの除草作業はかなりの重労働でした。。。
出来ればもうしたくないです。笑
ヒエの見分け方2
その他の見分け方としては、生えている場所と手触りです。
稲は田植え機で植えるので均等間隔で生えていますが、ヒエは自然に生えたものなので稲同士の間隔をみて判断することができます。
また、ヒエは稲に比べて柔らかいので慣れれば触った感じでも見分けることができます。
稲との比較
ちなみにヒエと稲が似てる似てると言ってもどれくらい似ているかわからないと思うので
写真で稲とヒエを比較してみましょう。
ごらんのとおり稲と比較してみても違いがほとんどないことが分かります。
強いてあげるならヒエの方が葉っぱが開いているかな?
という位で、見た目ではほとんど違いが分かりません。
なんて厄介な雑草なんでしょうか。