ているです。
今週は台風が接近したおかげで先週に比べて気温が下がり、雨も少しだけですが降ってくれました。
とはいえ、まだまだ水が足りない状況が続いています。
私の村はまだ川の上流なのでまだ水がありますが、下流側の町では今も水不足が続いています。
今回のブログは2018年8月11日現在の様子をブログにしています。
慣行栽培
出穂し始めてから約10日が過ぎてかなり穂が出そろってきました。
ありがたいことに、今週は気温も平年並みに戻ったのでとりあえずは一安心しています。
平均的な稲の背丈は100cm、茎数25本、葉幅11mmでした。
出穂後からの積算温度は230℃です。
(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。茎数は株の茎数を計測。葉幅は株の課で一番幅がある葉を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。積算温度は出穂から1日ごとの平均気温を足した温度です。)
もう茎数はもう決まったようです。
背丈ももう伸びないかなと思っていたのですがまだ伸びました。
慣行栽培の理想的な背丈は90cmなので少しオーバーしています。
稲が潰れないか不安になってきます。
また、穂が出てきたので病害虫防除をおこないました。
我が家では粉状の農薬を噴霧器で散布しています。
穂が出る時期は病気や害虫が付きやすいため、農薬を使って防除します。
色々な病気や害虫がいるのですがその中でも最も問題になるのがカメムシです。
カメムシが、穂について汁を吸うと米が斑に着色してしまいます。
着色してしまうと出荷した際に米の等級が落ちる原因になってしまうため、カメムシはしっかりと防除しなければなりません。
無農薬栽培
無農薬栽培の稲も穂がかなり出そろいました。
こちらもあとは米が熟すまで土が乾かないように水管理をしていくのみです。
無農薬栽培なので農薬を使ってのカメムシをはじめとした病害虫対策ができないので、木酢液を薄めたものを噴霧してみました。(どこまで効くかわからないけど・・・)
無農薬栽培の稲は背丈は110cm、茎数32本前後、葉幅11mmでした。
こちらももう背丈は伸びないつもりだったのですがまだ成長しています。
茎が太い分倒伏しずらいはずですが、もうそろそろ止まってほしいです。。。
今週は台風の影響で風が強かったのですが、一部白穂と呼ばれる症状が出ていました。
穂先の白い部分が白穂なのですが、これはフェーンなどの影響で温風が吹いたことで穂の水分が奪われてしまい受精に障害を受けてしまう症状です。
一度白穂になってしまうと回復することはなく、もちろん米も実りません。
私の田んぼは1粒2粒白穂になった程度なので影響ありませんが、田んぼ全体に白穂が広がって収量が激減しそうな田んぼもあるそうです。
終わりに
来週も台風が来る予報になっています。
雨は降ってほしいのですが、あまり風が強いと稲が倒れてしまう危険性があります。
収穫が終わるまで平穏な天気が続いてほしいものです。