ているです。
いよいよ下町ロケット2が始まりました。
下町ロケットの続編が放送されると聞いて首を長くして待っていたのですが、3年たっても変わらず技術者の熱意が伝わってきます。
ネットでも話題になっていましたが、イモトアヤコ演じる島津裕もいい味を出しています。
さらに今回はロケ地が新潟県の燕市でやるということで新潟県では下町ロケットフィーバーがおきています。
私もこれからの展開が楽しみでしょうがないです。
ネットでも様々な反響の記事が上がっています。
今更私がまともなレビューを書いても何も面白くないので、今回のブログでは殿村部長の実家について違和感を感じた点がいくつかあったのでその考察をしてみたいと思います。
あくまで原作を読んでいない私の想像で書いているので、そういうこともあるのかな~程度で読んでいただければ幸いです。
この記事の目次
殿村家の経営規模は?
まず殿村家の経営規模について考察します。
殿村家は12代300年続いた農家さんです。
屋敷も大きく、家には「とのむら家の米」と書かれた看板もあります。
家を見た限りでかなりの田んぼを作っている農家ではないかと想像できます。
しかし、田んぼをたくさん作っている農家だとするとある疑問が浮かんできました。
田んぼの規模に対して農業機械があわない?
ある疑問とは、耕作規模に対して機械が小さいのではないか、ということです。
ドラマ中で映った限りでは、トラクター2台と6条植えの田植え機、4条刈りのコンバインを所有しています。
しかし、一番映っていたトラクターを見てみると現在主流のキャビン付のトラクターではありません。
上がキャビン付のトラクターで、下がキャビンのついていないトラクターです(おもちゃですが笑)。
さらにトラクターには「Y135A Yamatani」と書かれています。
ここに書かれている数字はトラクターの馬力を表していることが多いのですが、トラクターの大きさと135という数字から35馬力程度だと推測されます。
このくらいの馬力のトラクターだと大規模農家のトラクターにしてはかなり力不足感があると思います。
このほかコンバインはともかく田植え機はたくさん作っていると仮定すると小さいのかなという気がします。
殿村部長が手伝いをしないといけないほど忙しい?
第2の疑問はそもそも殿村部長が農業を手伝わないといけないほど忙しい時期なのかということです。
佃社長が殿村家を訪れたときに殿村部長はトラクターで田んぼの土を耕していました。
これは秋起こしと呼ばれる作業です。
秋起こしをすることで、稲刈り後の稲わらと土を混ざり稲わらが早く分解され翌年の肥料になりやすくなります。
作中では、殿村部長はこの秋起こしを行っていて、会社に出てきたときも近所の人が手伝ってくれていると言っています。
しかし、秋起こしはやらない人も多い作業です。
秋の作業で一番の山場は稲刈りと籾摺りと出荷です。
よほど人手があるならともかく、この作業をやらずに秋起こしをしているとはあまり考えられないのでおそらく殿村家の稲刈りと籾摺りと出荷の作業は終わっているのではないかと思います。
実際屋敷の脇にはもみ殻が積んである描写もありました。
この3つの作業が終わっているのであれば人を頼んでまでやるほどの仕事はほとんどないのではないかと思います。
壊れにくいバルブ
上二つの記事は、批判的な記事になってしまいましたが最後の1つは「壊れにくいバルブ」です。
作中では、佃製作所はスペックは低いが壊れにくいバルブを開発して大森バルブとのコンペで勝利しました。
極限のスペックにこだわった大森バルブに対して、ギアゴーストの要求するスペックを満たしたうえでパーツを減らし強度を上げてトランスミッションと相性を優先しました。
この壊れないというのは農家の視点で考えるととても重要な問題なんです。
というのも、農業機械の値段はとても高価です。
トラクター1台1000万なんてこともざらにあります。
さらに部品が壊れればその修理代がかかってしまいます。
農業機械の更新は数年~十数年に1度の大きな買い物です。
そんな農業機械が性能を重視しすぎて壊れやすい機械では使い物になりません。
作中でも「高速道路を走るスポーツカーではなく、大地を走るトラクターに乗せて初めて完成するもの。」と言っています。
佃製作所のバルブはまさに農家思いのバルブです。
終わりに
今回は農家の目線で、下町ロケット1話の農業の様子を考察してみました。
今回の記事は、完全に私の独断と偏見と想像で妄想したことなので実際のところは分かりません。
何気に最後には佃バルブののった超ハイスペックトラクターで作業しているのかもしれません。
そんなことを妄想しつつ来週からの下町ロケットの放送を楽しみにしたいと思います。
よろしければ他の農家目線の考察記事も読んでみてください。