
11月も半分が過ぎ、今年も終わりが近づいてきました。
この時期になると確定申告のことが気になってきます。
(例年そのまま2月を迎えますが・・・笑)
会社員は会社が源泉徴収を行ってくれますが、農家は自分で確定申告をおこなわなければなりません。
我が家は現在白色申告ですが、それでも作業を始めると書類整理や申告書の作成に手間がかかります。
とはいえ税理士に頼むと白色申告でも数万程度お金がかかります。
また、自分で作成したほうが経営状況の把握ができるので、我が家の確定申告書類は私が作っています。
現在は白色申告ですが、今年から新設された農家の収入保険制度が青色申告者であることが条件になったこともあり青色申告への切り替えを検討し始めました。
今年は青色申告承認申請書を税務署に提出しなかったので白色申告で行いますが、書類作成の手間を減らすためと青色申告の練習を兼ねて、今年の確定申告からは試しに会計ソフトを使って確定申告を行ってみることにしました。
農業用の会計ソフトにも様々な種類があるので、私が導入にあたって比較したソフトについてブログにしてみたいと思います。
この記事の目次
クラウド会計ソフト『freee』
freeeはクラウド型会計ソフトです。
クラウド会計ソフトではシェアNo.1を誇るので聞いたことがある人も多いと思います。
そんなfreeeですが、最近農業所得の申告にも対応しました。
特徴
- 農業所得の申告決算書に対応
- 銀行口座を登録しておくと自動で記帳を行ってくれたり、レシートを撮影するだけで経費化することができる
- ネット環境があればどこでも利用できる
- クラウド型なのでバージョンアップが不要
- 簿記の知識がなくても感覚的に入力できる
- 経営分析ができる
この中でも自動記帳は便利だと思います。
我が家はそれほど大きな農家ではありませんが、それでもそれなりの取引件数があります。
取引の入力の手間が減り、出先や隙間時間にスマホから入力することができるは魅力的です。
また、簿記の知識がなくても感覚的に入力することができ、わからないことはサポートに問い合わせることができます。
freeeの料金
個人:980円~
法人:1,980円~
料金は、個人と法人で異なります。
個人の場合一番安いプランだと月980円です。
また、月払いと年払いがあり、年払いの場合だと2か月分お得になります。
無料のお試し期間も30日あるので迷っている場合に実際に使ってみることができるのもいいところだと思います。
ソリマチ 農業簿記10
農業簿記10は株式会社ソリマチが提供する農業専用の会計ソフトです。
特徴
- 農業用に開発されたソフトなので農業特有の勘定科目が最初から設定されている
- MoneyLinkで銀行口座のデータを自動仕分けできる
- 購入後は追加経費が不要
- 多彩な経営分析ができる
- JA・普及センター・農業委員会で講習会を開催してくれることがある
- ソリマチの農業管理ソフトウェアも販売されている
農業簿記10の特徴は多彩な経営分析機能です。
農業特化の会計ソフトなので農業経営をする上で必要な分析を行うことができます。
ソリマチの料金
60,000円
無料体験版あり。
特典として、ソリマチクラブの初年度年会費が無料です。
しかし、今なら新規就農者を対象に半額のキャンペーンを行っています。
比較結果
どちらも自動仕分けや経営分析機能が備わっていて機能の面では甲乙つけがたいと感じました。
しかし、価格の面では無料体験版はあるものの実際に操作せずに買うには農業簿記10は少し高いかなと感じました。
新規就農者向けのキャンペーンを利用できるならよかったのですが、我が家の場合は該当しませんでした。
また、無料版だけでは仕分けの件数が限られていて実際の使い心地がよくわかりませんでした。
一方、freeeは月々の使用料が1,000円程度なので試しに使ってみて、使い心地が悪くてもダメージが少ないかなと思いました。
もともと税理士にお願いするよりも安く確定申告をおこなうが一つのコンセプトなので、
今年の確定申告は、freeeを使って書類を作成してみようと思います。
実際に使ってみてから、使い心地のレビューもしようと思うのでよろしければまた見に来てください。