農業の確定申告にクラウド会計ソフトfreeeは使いずらい?感想と評価を紹介します

freeeを使ってみようと思っているけど使い心地を知りたい。

とりあえずfreeeを入れてみたけどどんな機能があるのかわからない。

という人に私がfreeeを3ヶ月使ってみた感想を紹介します。

 

収入保険制度も始まったし、2019年度は青色申告に挑戦しよう!
と、意気込み青色申告開始届を税務署に提出しました。

とはいえ、青色申告になると銀行口座の残高まで合わせる必要があるので今までのようなエクセル管理では青色申告初心者にはハードルが高い。。。
ということで、今年度からクラウド会計ソフトfreeeを導入しました。

 

この記事の目次

freeeの使い心地は

結論から言うと、初めて使った感想は正直ちょっと使いづらいな、でした。
freeeには日々の仕分けを簡略化するための様々な機能が用意されているんですが、初めてさわった私にはどんな機能があるのか、どう使えばいいのか分からず慣れるのに時間がかかりました。

 

慣れるまではネットでfreeeを実際に使っている人の動画やブログを調べて使い方を学びました。

調べているうちに、なんとなく使い方がわかってくると仕分けが簡単にできて経営分析までできるので便利なことに気づきました

私が特に便利だと思った機能が2つあるので以下でその機能を紹介します。

 

freeeのタグ機能は超便利

まず1つ目はタグ機能です。

freeeでは、スタンダードプランだと「取引先」、「品目」、「部門」、「メモタグ」の4つのタグを使うことができます。
この機能を使うことで、取引にタグの情報を付加することができ、細かな分析をする際に役立ちます。

例えば、JAに米と野菜を出荷すると米も野菜も仕分け上は売上高になります。

この取引にタグを付加すると、米の売り上げと野菜の売り上げとをそれぞれ管理することができるようになるので経営分析がはかどります。

こんな感じでタグごとに内訳を自動でグラフ化してくれるので何にどのくらいお金を使ったのか見える化することができます。

 

 

freeeのテンプレート機能は神

続いて紹介する機能はテンプレート機能です。

テンプレート機能はよく使う仕分けを登録しておいて仕分けをするときに呼び出したり、口座情報を自動取得したときに推測して仕訳けてくれる機能です。
毎回同じような仕分けをする手間が省けるのでかなりの時短につながります。

例えば私の家では、住宅用の電気料と農作業場の電気料の2つを契約しています。
確定申告の際には、住宅用の電気料は按分して費用計上作業場の電気料は全額を費用にします。
これを毎回仕訳けるのはかなり大変なのですが、freeeでは通帳から電気料が引き下ろされると自動で仕分けを作ってくれるので、それぞれの使用量を確認して金額を打ち込むだけで仕分けが済みます。
freeeでは指定した勘定科目と品目を自動で家事按分してくれるので、住宅分の勘定科目「動力光熱費」のうち品目タグ「水道光熱費」のものだけを案分する設定をしてあります。

また、私の家には車が農業用と生活用を合わせると車が6台あるのですが、6台分のガソリン代を月ごとにまとめて支払っています。
1つの明細に複数行の取引がある場合も写真のようにテンプレートのひな型を作っておくことで簡単に仕分けをすることができます。

下の例では、事業主貸を使っている車が生活用で、車両費を使っている車が農業用です。
勘定科目「車両費」のうち品目「車両費」の車は生活用と兼用なので電気料同様自動で按分する設定にしています。

 

freeeの自動取得だけでも今すぐに始めるべき

使い方がわかると使いやすいfreeeですが、始めるのはいつがいいのでしょうか。

 

答えは、「会計年度の初めに使い始める」です。

 

というのもfreeeは口座を登録しておくと口座と同期して自動で明細を取得してくれます。
自動取得した明細から仕分けを入力するのといちから仕分けをおこすのでは作業の手間がまったく違います。
さらに取得した明細のうち毎回決まっている取引を早めに学習させておけば、より仕分けの手間を減らすことができます。

 

freeeの携帯アプリも使いやすいので、すきま時間を使って日々の仕分けを済ませてしまうこともできます。
私自身もこれまでは確定申告の時期になってから焦って申告書類を作っていたのですが、freeeを入れてから今のところはすぐに仕分けができています。

最初はとっつきにくい会計ソフトかな?
とも思いましたが、慣れるともうfreeeなしでは確定申告ができなそうです。

忙しい人にこそタグとテンプレートを駆使して経理作業の時短をおすすめします。

 

 

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