- 苗を踏みをして徒長せずにガッチリした苗をつくりたい。
- 安く苗ふみローラーを自作したい。
育苗中に苗を踏むと、踏まれた稲が危機感を感じて丈夫な苗に育ちます。
苗ふみローラーは、ここ数年苗を踏むだけでガッチリ苗を作れる技術ということで話題に挙がっています。
私も苗ふみローラーの効果が気になっていたので、安く導入するために苗ふみローラーを自作しました。
製作費は5,000円かからないくらいでした。
今回の記事では、私の苗ふみローラーの作り方を紹介します。
苗ふみローラーを試してみたい。安く自作してみたいという人の参考になれば幸いです。
この記事の目次
育苗中の苗ふみの効果
苗ふみには以下のような効果があるといわれています。
- 徒長を防止する
- 根張りがよくなる
- 茎が太くなる
苗に上から圧力がかかると、圧力に負けないために茎を太くし背丈を伸ばしすぎないようになります。
また、圧力に負けないように栄養をより吸収しようとするため根張りもよくなります。
苗ふみローラーの材料
- φ100㎜VP直管 1m
- φ20㎜VP直管 1m
- φ20㎜VPチーズ管 2個
- ひも 10m程度
塩ビパイプを組み合わせることで簡単に苗ふみローラーを自作することができます。
私はVP管を使って苗ふみローラを自作しました。
VU管でも同じように作ることができるのですが、少しでも重量を増やしたかったので肉厚のVP管を使用しています。
このほかに、ウェイトとして1mの単管パイプがあると苗ふみローラーの重量を増やすことができます。
苗ふみローラーの作り方
作り方と書くのもおこがましいくらい簡単にできてしまいます。
まずφ100㎜VP直管の中にφ20㎜VP直管を入れます。
φ20㎜VP直管の両端にチーズ管をつけて、ひもを通したら完成です。
自分でもびっくりするくらい簡単に作ることができました。
この苗ふみローラーの重量は約4kgです。
単管パイプなどを入れることで、簡単に重量を増やすこともできます。
私はチーズ管を使用していますが、エルボーを使っても同じように作ることができます。
苗ふみローラーの使い方
苗ふみローラーの使い方ですが、写真のようにハウスのはじに立ってひもを引っ張って苗ふみをおこないます。
それほど力をかけなくても、簡単に引っ張ることができます。
写真では一人で引っ張っていますが、長いひもを2本用意して二人でハウスの両側から引っ張り合えばほとんど移動せずに苗ふみをすることもできます。
自作チェーン除草機の記事でも、田んぼの両側からチェーン除草機を引っ張っていますがそれと同じです。
健苗ローラー
私は苗ふみローラーを安く導入するために、ホームセンターで材料を買ってきて自作しましたが、市販の苗ふみローラーも販売されています。
値段は少し高いですが、自作しなくても苗ふみをおこなうことができます。
作りもしっかりしてるのでたくさん苗を作っているのであれば市販の健苗ローラーを使うのもいいかもしれません。
まとめ
苗の徒長防止・根張り向上・茎太に効果がある苗ふみローラーですが、ホームセンターで簡単に手に入るものを使って簡単に作ることができます。
費用も安く抑えられるので、自作苗ふみローラーはおすすめです。
ガッチリ苗を目指して苗ふみローラーを作ってみてはいかがでしょうか。