稲のじゅうたんともみすり始め|2020米づくり記録22

先週早生品種のコシイブキの稲刈りが始まりました。
コシイブキは、特段大きな問題もなく無事に刈り終えることができました。

刈り終えたコシイブキは、乾燥機で乾燥させてから もみすりをして早速出荷しました。

こちらがもみすりの様子

今年は、お盆以降も暑い日が続いたので、米が白く濁る乳白粒や背白粒が多いのではないかと懸念していました。
しかし、もみすりをしてみたところ想像より白濁している米が少なく、むしろ例年より出来がいい感じでした。

精米後のコシイブキ

一方コシヒカリは、一部の田んぼでべったりとつぶれてしまいました。


ここまでつぶれてしまうと、下になった稲は光が当たらずに腐ってしまいます。
腐った稲はうまく刈り取れずにコンバインが詰まる原因になるので、腐った稲が多くないうちに刈り取ってしまいたいところです。

前回は9月7日の田んぼの様子を紹介しましたが、今回は9月14日の様子を記事にします。

この記事の目次

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慣行栽培

慣行栽培の田んぼです。

いつも定点観測している田んぼは、慣行栽培の田んぼの中で一番倒伏していません。

ほかの田んぼもこのくらいだと刈り取りが楽でいいのですが。。。

今年はだいぶ倒伏させてしまったので、コシヒカリの刈り取りはコンバインのスピードを出せません。
例年よりも刈り取りに時間がかかりそうです。

 

慣行栽培の生育状況

慣行栽培の生育状況は、平均的な稲の背丈が123m、葉齢14、茎数38本でした。

出穂日からの積算温度は、876℃でした。

コシヒカリの刈り取り適正温度は1000℃ですが、今年は高温でもみがだいぶ黄色くなっているのと倒伏して稲が腐る前に刈り取りたいので、今年は900℃くらいから刈り取りを始めようと思います。

 

無農薬栽培

無農薬栽培の田んぼは慣行栽培に比べれば大したことはないものの、田んぼの中央が軽く倒伏しています。
中央以外もなびいてきています。

現在のところ刈り取りには影響なさそうですが、この田んぼは出穂日が一番遅く、穂も慣行栽培に比べてまだ青いので最後に刈り取る予定でいます。

それまでこのままの状態をキープしてほしいところです。

 

無農薬栽培の生育状況

慣行栽培の生育状況は、平均的な稲の背丈が110m、葉齢14、茎数20本でした。

出穂日からの積算温度は、850℃でした。

写真ではあまり違いがないように見えますが、慣行栽培に比べると止め葉がまだ青いです。

今年も収穫後に天日で乾燥させる予定なのですが、刈り取りが遅いので週間天気とにらめっこになりそうです。

 

まとめ

今週は、先週から始まった早生品種のコシイブキのもみすりを行いました。

懸念していたもみの充実不良もなくきれいな米でした。

来週からはいよいよコシヒカリの稲刈りもスタートします。
倒伏の影響が気になりますが、コシヒカリもコシイブキ同様いい品質となってほしいところです。

 

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