穂肥散布と食用酢除草法|2021米作り記録15

慣行栽培の田んぼは、栄養成長から生殖成長に変わり、幼穂が見え始めたので1回目の穂肥を散布しました。

また、無農薬の田んぼでは、農薬を使わない代わりにコナギ雑草対策として食用酢の散布を行いました。

前回は7月12日の様子を紹介しましたが、今回は7月19日の様子を記事にします。

 

この記事の目次

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慣行栽培

慣行栽培の田んぼは、この1週間で幼穂が見え始めました。

18日の時点で、幼穂が1cmになったので穂肥を1反当たり8kg散布しています。

幼穂が1cmを超えた時点で1回目の穂肥を散布し、その約1週間後に2回目を散布する予定です。

 

慣行栽培の生育状況

慣行栽培の生育状況ですが、稲の草丈は61cm、葉齢11.8、茎数32本、葉幅は0.9cm、葉色は31.6でした。

 (背丈は株の中で一番長い葉が田面から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。葉幅は、展開中の葉の1つ前の葉を測定。測定株を選択してその株の成長状況を記載しています。葉色はSPADを用いて測定株を含めて複数株を測定した平均値を記載。)

慣行栽培の稲は、稲姿は先週とほとんど変化がありませんでした。

 

無農薬栽培

無農薬栽培の田んぼでは、今年は早めに溝切りをした影響で例年よりもチェーン除草の回数が減らしたせいか、コナギやホタルイなどの雑草が多く生えてしまいました。

そこで、食用酢を使った除草方法を試してみました。

やり方は、酢酸濃度を3%程度に希釈して葉面散布するだけです。

今回入手した醸造酢が濃度4.2%だったので酢2に対して水1の割合で希釈しています。

コナギに食用酢を葉面散布したところ、すぐに葉が萎れ始めました。
散布量は1反当たり50L程度散布しています。

翌日には、葉が黄色くなり、枯れているのがわかると思います。

しかし、食用酢がかかったところは枯れますが、その後しばらくすると生き残ったところが成長してほとんど元通りになってしまいました。

結果としては、食用酢を使った除草方法は、散布濃度や散布量を変更するか、ある程度雑草が小さいうちに散布する必要がありそうです。

 

無農薬栽培の生育状況

無農薬栽培の生育状況ですが、稲の草丈は77cm、葉齢11.5、茎数26本、葉幅は0.9cm、葉色は38.5でした。

(背丈は株の中で一番長い葉が田面から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。葉幅は、展開中の葉の1つ前の葉を測定。測定株を選択してその株の成長状況を記載しています。葉色はSPADを用いて測定株を含めて複数株を測定した平均値を記載。)

無農薬栽培の稲は、慣行栽培に比べると草丈が伸びましたが、それ以外は慣行栽培同様ほとんど変化ありませんでした。

 

まとめ

ついに幼穂ができ始めました。
稲姿は先週とほとんど変わりませんでしたが、内部では着々と米を作る準備が進んでいます。

また、無農薬栽培の田んぼの雑草対策で食用酢を使ってみましたが、田んぼ内に使うのは初めてだったのでまだまだ散布量や濃度の検討が必要です。

 

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