苗と田んぼの準備が終わり、いよいよ田植えです。
我が家では6条植えの田植え機を使って田植えをしています。
以前は最後に外周を1周回るやり方をしていましたが、植え残しを減らすため昨年から外周を2周回る通称額縁植えに変更しまいた。
今回の記事では、田植えの様子と我が家での額縁植えでの田植えのやり方を紹介します。
この記事の目次
額縁植えのやり方
6条植えの田植え機は、植え付け部より車体が長いため、2条程度植え残しができてしまいます。
以前までは植え残しを田植え後に手植えで直していました。
しかし、田植え機を更新して除草剤を田植え同時散布出来るようになったのを機に額縁植えでの植え方に変更しました。
今年は画像のようなやり方で田植えをしました。
青色の線が空で走るラインで、黒色の線が植え付けラインです。
やり方は、あらかじめ畦側から棒で1外周分の目印をつけておきます。
その目印を頼りに、2周目を空で走って3周目から普通に植え始めます。
残り2列になったら外周を回り、最後に内側の外周を植え付けて田んぼから上がります。
ただし、田んぼから上がる関係で、出入り口のラインだけは先に内側の外周を回って、最後に外周を回ってそのまま田んぼから上がります。
2021年の田んぼの状況
昨年は雪が少なかったせいか、田んぼが柔らかく何度も深いところで何度かウィリーしそうになりました。
今年は大雪の年でしたが、去年ハマった時に掘れてしまっているだろうということで、対策として田植え機の前に肥やし袋を置いたり、苗を積んだりして前側を重くして植え付けをしました。
肥やし袋の設置状況
そのおかげで今年は多少危ないところがあったものの、去年に比べればスムーズに田植えができました。
ただし、年々掘れて深くなっているところがあるので、砂を入れるなど今後も対策をしていく必要がありそうです。
慣行栽培
今年の慣行栽培の目標
昨年一昨年と初期の雑草に悩まされています。初期除草がうまくいかずに稲刈り前にテデトールをしたので少しでも労力を減らせるように管理したいです。
また、去年は穂肥前に一気に葉色がさめてしまい、繋ぎ肥を散布しました。
今年はつなぎ肥に頼らなくてもいいように、昨年秋の鶏糞散布と春のホスビタ散布を行ったので、その検証をします。
慣行栽培の田植え状況
田植えは5月4日から6日までの3日間おこないました。
晴れていれば2日で終わるのですが、今年は5日の午後から雨が降ったため、3日かかりました。
今年も、昨年同様50株植えですべての田んぼを植えることにしました。
側条肥料として、越後の輝き有機50元肥10-13-10を10a当たり20kgずつ施肥しています。
また、田植えと同時に除草剤として、マーシェットを10aにつき、1㎏づつ散布しています。
無農薬栽培
今年の無農薬栽培の目標
休耕田だった田んぼを使って無農薬栽培を始めてから今年で5年目になります。
もともと経費削減のために農薬や肥料を減らす栽培方法を検討したいというのが始まりでした。
ある程度除草対策が安定したら慣行栽培でも一部切り替えたいと考えています。
しかし、5月から6月頭までの生育初期に草が生えてしまって田んぼに入らなければならないため、なかなか慣行栽培で実践出来ないでいます。
今年度こそは、慣行栽培に応用できるものを見つけたいです。
方法としては、今年も肥料兼除草剤の代わりとして米ぬかを散布する予定です。
収穫量に関しても昨年まで、無肥料でも収量が大きく減少することなく毎年一定程度の収量をキープできているので、今年も同様の収量を目指したいと思います。
無農薬栽培の田植え状況
無農薬栽培の田植えは5月4日におこないました。
無農薬栽培の田んぼは昨年同様50株植えに設定しました。
無農薬栽培の稲は例年深水にして茎数を抑えて茎を太くするので、株間を広くして1株ごとにより光合成がしやすくしています。
まとめ
今回は田植えの様子を紹介しました。
今年から本格的に額縁植えで田植えをしました。
植え残しが減ったことで、田直しの労力が減り、また、田植え前に目印を付けたことで田植えの作業時間自体も短縮できました。
今後も作業を軽減できるような方法を模索していきたいと思います。