2018米づくり記録22~稲刈り~

ているです。

いよいよ先週からコシヒカリの収穫が始まりました。

今年度の米づくりも残すところあとわずかとなりました。

今回は、慣行栽培の稲刈りの様子をブログにします。

 

今回のブログは2018年9月15日現在の様子をブログにしています。

 

この記事の目次

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稲刈り

慣行栽培の稲刈りの様子です。

今年の稲刈りは9月19日から始めました。

刈り始めの積算温度は、1134℃でした。

19日以降比較的天気のいい日が続いたので、9月23日現在で慣行栽培のコシヒカリのうち約3分の2

が終了しています。

 

コンバイン

米の収穫はコンバインと呼ばれる機械で行います。

コンバインは、稲を刈り取ってもみを分離する機械です。

我が家のコンバインは稲の列を2列づつ刈りとる2条刈りと呼ばれるコンバインです。

経営規模によっては、4条刈りや6条刈りなどの大きな機械もあります。

手前の3つのつめの間にある稲を刈りながら進んでいきます。

 

刈り取られた稲はベルトコンベアのようにコンバインの中に運ばれ、もみを分離します。

この工程を脱穀と言います。

もみ以外の茎や葉は、コンバインのカッターで細かく刻まれて排出されます。

 

コンバインでの稲刈りは、稲が乾いてから行います。

これは、雨や朝露で濡れているとその分もみの水分量が多くなってしまうため、刈り取った後の乾燥作業に時間がかかってしまうためです。

また、田んぼが雨に濡れて柔らかい状態だとコンバインの作業効率が落ちてしまうことがあります。

脱穀されたもみはコンバインについている煙突のような排出口からコンテナに排出して、乾燥機まで運びます。

 

乾燥機

コンバインで刈り取られたばかりのもみは、まだ水分が多く含まれています。

水分が多いと、もみが腐ってしまうため米を長持ちさせるために乾燥させなければなりません。

この工程で使う機械が乾燥機です。

乾燥機は、水分量を監視しながら指定した水分量になるまで温風を当ててもみを乾燥させる機械です。

私の家の乾燥機の場合、4反分のもみを入れることができ、もみが適切な水分量になるまで約半日かかります。

 

籾摺り(もみすり)

乾燥機の中でもみの乾燥が終わると次はもみを玄米ともみ殻に分けます。

この時使用する機械が籾摺り機です。

写真は籾摺り機のモニター部分です。

籾摺り機には、2つの回転速度の違うゴムロール(モニター右部分)が付いていて、このゴムロールをもみが通過する時に回転数の違いによるずれを利用してもみを玄米ともみ殻に分離します。

 

分離された玄米は、選別版と呼ばれる板の上でもみと玄米の比重差を利用して分離されます(モニター左部分)。

 

選別・計量

籾摺り機で選別された玄米は、計量して袋詰めします。

この時使うのが自動選別計量計という機械です。

この機械で、玄米とくず米と呼ばれる規格外のコメとを分離して玄米を計量して袋詰めします。

玄米は手前の紙袋に排出され、くず米は左のゴミ箱に分離されています。

計量が終わり、袋詰めされた玄米は農協などに出荷して全国で販売されます。

また、家で食べる用の米も同様に玄米の状態で保管して必要な分だけ精米して食べています。

 

 

終わりに

今回のブログでは、稲刈りをしてから米が出荷できる状態になるまでの様子を紹介しました。

この籾摺り作業がうまくできていないと米の等級が落ちてしまうので、とても気を遣う作業なんです。

また、30kgのコメ袋を何百袋も運ぶのでかなり腰に来ます。

ブログ執筆中も絶賛腰痛に悩まされています。笑

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