溝切りと米ぬか散布|2020米づくり記録9

好天が続き、適度に雨も降り例年になく天気に恵まれた日が続いています。
ここ数年は、毎年のように何かしらの異常気象に悩まされていますが、2020年は今のところ稲づくりに適した天気が続いています。

先週までは、晴れ続きで川の水位が下がり水不足が懸念されていましたが、適度に雨が降ってくれたおかげでその心配も解消されました。

天気に恵まれて稲の生育は順調ですが、雑草の生育も順調です。
米づくりは毎年1年生という言葉をよく聞きますが、年によって異なる問題に悩まされるのが農業の難しいところです。

前回は6月8日の様子を紹介しましたが、今回は6月15日の様子を記事にします。

 

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慣行栽培

慣行栽培の田んぼでは、6月12日に溝切りをおこないました。
前日まで乾かしていた田んぼに、溝切り当日に水を張り溝切機で12株おき程度の間隔で溝を切りました

田んぼが十分に乾いていないと、溝を切っても土が柔らかいので溝を切っても元に戻ってしまいます。
また、水を張っていないと溝切機の前輪に土がついて作業性が悪くなります。

そのため、しっかり土を乾かした田んぼに当日にサッと水を張ることで綺麗な溝を切ることができます。

 

慣行栽培の生育状況

慣行栽培の生育状況ですが、平均的な稲の背丈は34cm、葉齢8.8、茎数20本でした。

(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)

現在までのところ、昨年と比べて背丈は高く、葉齢及び茎数は少なくなっています。
その分、葉に幅があるようです。

 

無農薬栽培

無農薬栽培では、除草と窒素成分の補給を狙って2回目の米ぬか散布をおこないました。

写真でみても稲と稲の間にひょろひょろとした雑草が見えますね。

昨年に比べて株の間に雑草が多く見えるような気がするため、米ぬかを入れて土をトロトロにして雑草の生えにくい状態を目指しました。

とはいえ、ある程度大きくなった雑草には効果がないので、無農薬の田んぼは溝切り前に水を落としたら一度田んぼに入って草取りをしようと思います。

 

無農薬栽培の生育状況

無農薬栽培の生育状況ですが、平均的な稲の背丈は40cm、葉齢8.8、茎数11本でした。

(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)

無農薬の田んぼは、生育当初から慣行栽培に比べて背丈が高く、茎数が少ない状態です。
縦に伸びているせいか、葉幅も慣行栽培に比べると細くなっています。

 

まとめ

今回は、6月15日の様子を紹介しました。

今年は天候に恵まれているものの、雑草が多い印象です。
近年悩みは天候に関するものが多かったのですが、今年は天気がいい分雑草に悩まされる年になりそうな気がします。

 

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