中干しと地獄の草取り|2021米作り記録9

無農薬の田んぼの草がかなり目立ってきたので、今週は意を決して草取りに入ることにしました。

昨年から無農薬の田んぼにヒエ以外の雑草が目立つようになってきましたが、今年も芽を出しています。

田んぼに入っての草取りはかなりの重労働で、この作業を確実にやらなくてもいい保証がないととても無農薬の面積を増やせないと考えています。

前回は5月31日の様子を紹介しましたが、今回は6月7日の様子を記事にします。

 

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慣行栽培

慣行栽培の田んぼは茎数で見ると少し早いですが、中干しするために水を落としました。

来週以降雨予報が続いていたので、晴れ予報の今週中のうちに田んぼを干して溝きりをしてしまいたかったからです。

例年溝切りをしたい時期に梅雨で溝を切れないことが多いので天気を見て余裕があるうちに作業に取り掛かりました。

 

慣行栽培の生育状況

慣行栽培の生育状況ですが、稲の草丈は24cm、葉齢6.2、茎数10本、葉幅は0.7cm、葉色は37.5でした。

(背丈は株の中で一番長い葉が田面から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。葉幅は、展開中の葉の1つ前の葉を測定。測定株を選択してその株の成長状況を記載しています。葉色はSPADを用いて測定株を含めて複数株を測定した平均値を記載。)

草丈は先週と変わらずでしたが、葉齢が1進み、茎数も倍に増えました。
側条施肥の効果で葉色もかなり濃くなっています。

 

無農薬栽培

無農薬の田んぼは、あまりにも雑草が目立ってきたので田んぼに入って手で草取りをしました。

生えている雑草はヒエが少なく、ホタルイやコナギ、オモダカが多いです。

2年前くらいまではヒエだけだったのですが、雑草の種類が変わってきています。

この田んぼは、3畝の小さい田んぼですが、5時間以上草取りに費やしました。

無農薬栽培でも田んぼに入らないで済む栽培方法を確立できるまではやはりなかなか作付け面積を増やせそうにありません。

ただ、田んぼに入って草取りをしたおかげで目立った雑草はほとんどみえなくなりました(またどうせ増えるだろうけど…)。

また、今週は知り合いに田んぼを干さないで溝切りをするやり方を聞いたので、無農薬栽培の田んぼは、中干しなしで溝きりをしてみました。

やり方は、干さずに水を10cmくらい(溝切り機の船が隠れる程度)入れて普通に溝切りをするだけです。

田んぼを干さないとぬかるんで溝切りしずらいと思っていましたが、意外と干してから切るのと同じ感じで作業できました。

こちらのやり方だと、通常の干す溝切りに比べて稲が潰れにくいので、稲が小さいうちに溝切りをすることができます。

 

無農薬栽培の生育状況

無農薬栽培の生育状況ですが、稲の草丈は32cm、葉齢6.6、茎数7本、葉幅は0.5cm、葉色は31.8でした。

(背丈は株の中で一番長い葉が田面から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。葉幅は、展開中の葉の1つ前の葉を測定。測定株を選択してその株の成長状況を記載しています。葉色はSPADを用いて測定株を含めて複数株を測定した平均値を記載。)

草丈の成長が落ち着いて茎数を増やす時期にシフトしたような感じです。

 

まとめ

今回は6月7日時点の様子を紹介しました。

近年無農薬の田んぼの雑草の種類が変わってきていてなかなか有効な雑草対策を見つけられていません。

田んぼに入って草取りをしたので目に見える雑草たちはほとんど見えなくなりましたが、今年はおそらくもう何回か田んぼに入らないといけない気がしています。

 

 

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