穂肥散布1回目|2020米づくり記録14

例年だとそろそろ梅雨が明けが報告される時期ですが、今年はまだしばらく雨の予報が続いています。

長雨が続き、日照不足で軟弱徒長や生育不良の田んぼもみられるという報告もありますが、我が家の田んぼはつなぎ肥が効いてきて色が戻りつつあります。

そんななかで、いよいよコシヒカリの穂ができ始めました。
稲が自分の身体を大きくする時期から、種子を作る時期に切り替わろうとしています

前回は7月13日の田んぼの様子を紹介しましたが、今回は7月20日の様子を記事にします。

 

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慣行栽培

慣行栽培の田んぼでは、幼穂が確認できました。
幼穂とは将来穂になる部分のことで、今は茎の下のほうにいる幼穂が少しずつ大きくなりながら上に伸びていきます。

幼穂が確認できたので、1回目の穂肥の散布をおこないました。
今年は、JAの穂肥500号を反当たり8㎏散布しました。
この肥料には窒素-リン酸-カリが20㎏当たり3㎏-0㎏-2kg含まれています。

 

慣行栽培の生育状況

慣行栽培の生育状況ですが、平均的な稲の背丈は80cm、葉齢12.6、茎数40本でした。

(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)

また、幼穂は約8㎜でした。

晴れの日は少ないものの、今週も1日1cm以上成長しています。

先週つなぎ肥を散布したおかげで葉色も濃くなっています。

 

無農薬栽培

無農薬栽培の田んぼも幼穂が確認できました。
無農薬なので、幼穂の成長具合で穂肥を散布するわけではありませんが、生育状況のチェックのために確認をおこないました。

昨年までは、耕作放棄地で田んぼ自体の地力が残っていた感じだったけど、今年の生育状況をみていると使い切ってしまっている感じ。
これからはいかに土を生かして育てるかで収量が大きく変わってきそうです。

 

無農薬栽培の生育状況

無農薬栽培の生育状況ですが、平均的な稲の背丈は70cm、葉齢12.3、茎数20本でした。

(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。葉齢は主稈(親茎)の葉の枚数。茎数は株の茎数を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)

無農薬の稲は先週に比べて背丈が5cm伸びました。
慣行栽培の稲が、1日1cm以上のペースで成長したのに比べると成長ペースがゆっくりでした。

幼穂の大きさは、5㎜くらいでした。

草丈が低いのでそこまで気になりませんが、株間のコナギが多くなってきました。

 

まとめ

今週は、慣行栽培・無農薬どちらの稲でも幼穂を確認することができました。
幼穂が4㎜だと出穂まで約20日なので、今年の出穂は8月8日前後になるのではないかと思われます。

栄養成長から生殖成長に代わり、これから稲は種子づくりを始めます。
いよいよ今年の稲づくりも佳境を迎えました。

残り約2ヶ月しっかり育てていきたいと思います。

 

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