2018米づくり記録16~出穂~

ているです。

今週8月5日に少しまとまった雨が降ったものの、1週間晴天で高温の日が続きました。

降水が少なく県内でも水不足が騒がれるようになり、冬場の雪消しに使う消雪パイプの水を使って用水を確保する動きも出てきました。

 

今回のブログは2018年8月4日現在の様子をブログにしています。

 

 

スポンサーリンク

慣行栽培

慣行栽培では、出穂前に例年穂肥を2回散布するのですが、今年は少量ですが3回目の穂肥を散布しました。

今年は高温と雨不足で穂肥の効きが悪いことと、稲が消耗し根の活力の低下や光合成能力の低下していることから、消耗した分の栄養を補うために、穂肥の回数を1回増やしました。

稲の肥料吸収力が弱いため、本来2回の穂肥を3回にしたため、だいぶ葉色が濃くなってきたような気がします。

田んぼに残っている肥料分が涼しくなってから効いてきて、登熟期に肥料分を持ち越してしまって登熟の進みが悪くなってしまう可能性はありますが、稲が暑さで生育障害にならないような栽培方法をとりました。

 

 

日中熱風が吹いているせいか、葉先が枯れている稲が目立ちます。

 

 

平均的な稲の背丈は90cm、茎数25本、葉幅11mmでした。

(背丈は株の中で一番長い葉っぱが土から何cmかを測定。茎数は株の茎数を計測。葉幅は株の課で一番幅がある葉を計測。測定はランダムに5株を選択してその平均を記載しています。)

 

先週の予想どおり、ついに穂が出始めました。

慣行栽培では、出穂から大体40日程度、日平均気温の積算で1000℃を超えると刈り取り時期になると言われていますので、今年は9月20日前後には稲刈りが始まるのではないかと思います。

 

 

無農薬栽培

無農薬栽培は今週も水管理のみをおこないました。

今週は用水路に水が来ていたので、溝の水が少なくなったら水を入れ自然と減るのを待ってまた水を入れています。

 

 

無農薬栽培の稲は背丈は101cm、茎数32本前後、葉幅11mmでした。

茎も太いので慣行栽培に比べて背丈が大きくなっています。

無農薬の田んぼは、慣行栽培に比べて葉の先端が枯れていないような気がします。

深水で茎を太くした大柄な稲は光合成能力が高くなると書いてある本があったので試しているのですが、その通りになっているような気がします。

 

 

無農薬栽培の田んぼも慣行栽培と同様に穂が出始めました。

無農薬栽培は出穂から40日程度で稲刈りををしようと思っていますが、無農薬栽培は可能であれば50日程度まで伸ばしてみようと思っています。

 

 

終わりに

今週は日曜日に何とか雨が降ってくれました。

出穂期に高温乾燥が続くと実入りに影響が出てしまうので、次週も出来れば曇りや雨の日が増えてほしいところです。

あんまり風が強いのも嫌ですが、台風も発生しているのでもう1雨を期待したいと思います。

いままで青かった稲ですが、出穂してこれから1ヵ月で黄金色に変わります。

いよいよ収穫が見えてきましたね。

 

 

 

おすすめの記事