農林業まつりで農業用ドローンの見学をしてきました

こんばんわ、ているです。

今年も私の村で農林業祭りが行われました。

このイベントは毎年秋の収穫を祝って村やJAなどが主催する収穫祭です。

 

 

例年だと私も手伝いで着ぐるみの中の人になっていたりするのですが、今年は週末を利用して東京旅行に行っていたため途中からお客として参加しました。

今年の農林業まつりでは、村内の農業法人による農業用ドローンの実演がありました。

(ドローンの実演が見たくて強行軍で東京旅行から帰ってきた人←)

今回は、農業用ドローンの実演を見た感想についてブログにしてみたいと思います。

 

 

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農業用ドローンとは

農業用ドローンとは、その名の通り農業の用途に使われるドローンのことです。

現在農業用ドローンは、主に農薬散布の用途で使われています。

これまでの農業では、動力噴霧器を使った手動での農薬散布やヘリコプターを使った一斉防除が主流でした。

しかし、ここ数年でドローンを使った農薬散布をする農家が少しずつ増えてきています。

私の村でも私の知る限りで2件の農家が農業用ドローンを使い始めました。

 

また農業用ドローンには、農薬散布のほかにも上空から田んぼの写真を撮ることで田んぼの解析用途にも使われ始めています。

ドローンで解析することで、田んぼの凹凸を調べたり肥料ムラを確認したり、米の味を調べることができます。

 

 

農業用ドローンで農薬散布

写真は農薬散布用のドローンです。

一般的な写真撮影用のドローンと比べると農薬を積んで飛ぶためかなり大型になっています。

このドローンには8枚の羽がついています。

空撮用ドローンは4枚羽が多いのですが、農薬散布用のドローンは積載荷重を増やすために羽を増やして浮力を稼いでいます。

本体の下には農薬を入れるタンクがついていて、そこから羽の下についている4本の農薬散布ノズルを通って農薬を散布します。

 

 

こちらが実際にドローンを飛ばして農薬を散布している写真です。

(今回は実演なので農薬ではなく水を散布しています。)

このドローンはバッテリーで稼働していて、1回の飛行で約4mの幅に農薬を散布することができます。

1つのバッテリーで約10分間の飛行が行えて1ha分の田んぼに農薬を散布することができます。

空撮用のドローンの稼働時間は約30分程度ですが、サイズが大きい分稼働時間が短いです。

今回実演してくれた農家さんは、バッテリーを複数用意して使い終わったバッテリーはその場で発電機を使って充電しながら使っているそうです。

 

ドローンの操作はコントローラーで行います。

コントローラにはGPSと連動したモニターが付いていて、農薬を散布したところが画面上で分かるようになっています。

また、農薬を散布するときにはオペレーターと操作を補助する人の2人で作業をしなければならないそうです。

安全のため一人が操作し、もう一人が反対側でドローンの位置の確認を行わなければなりません。

 

今回実演してもらったドローンは、本体価格が200万円弱でその他必要なものやドローンの講習費用を含めると初期費用は300万円程度かかったそうです。

 

 

終わりに

今回は関川村の農林業まつりで行われた農業用ドローンについてブログにしてみました。

正直なところ、私の家くらいの規模の農家では費用の面やオペレートの人員を考えるとまだまだ費用対効果では導入は難しいと思います。

ドローンで散布できる農薬の種類もまだまだ少ないです。

当分は手が出せないですが、これからますます使いやすくなっていくであろう農業用ドローンには注目していきたいです。

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