田んぼの春作業|2021年米づくり記録3

雪が溶けると田んぼ作業が本格化します。

苗の準備と同時に、苗を植える田んぼの準備も始まります。
我が家は春作業で、元肥散布・荒ぐり・荒代・代かきを行っています。

我が家では、主に祖父、父、私の3人で農作業を行っていますが、去年の夏に父が定年退職したので、春作業をほとんど父に任せっきりになってしまったので写真は少なめになっています。

今回の記事では、我が家の田んぼの準備の様子を一気に紹介します。

 

スポンサーリンク

元肥散布

雪が溶けて、田んぼがある程度乾いたら一番最初にするのは元肥の散布です。
我が家では、散布機を使って手で散布しています。

ロータリーで土を耕運する前に肥料を土に入れておくと、耕運された時に土と一緒に肥料が混ざるので、土全体に肥料が行き渡ります。

今年は元肥肥料として10a当たり米十俵(12-10-10)20kg、土壌改良剤のホスビタ20kgを散布しました。

昨年穂肥を散布する前に肥料が切れてかなり葉色があせてしまったので、稲刈り終了後に鶏糞を散布し、元肥にも土壌改良剤のホスビタを散布することにしました。

 

荒ぐり

元肥を散布したらロータリーで土を耕しています。

この作業で、土を団粒化して柔らかくすることで稲が根を伸ばしやすくなります。

昔は丁寧に細かく耕した方がいいと言われてましたが、近年は細かくしすぎないで拳大くらいの塊にした方が根張りがいいと言われているので細かくしすぎないように注意しています。

拳大にすることで微生物の住処を残すことができることと、塊ごとの隙間に根を伸ばすのだそうです。

 

荒代

荒ぐりが終わったら、トラクターのアタッチメントをロータリーからドライブハローに付け替えて代かきを行います。
田んぼには代かきの数日前から水を入れておきます。

我が家では、日数を空けて荒代と本代かきの2回代かきを行っています。

代かきをすることで苗を植える表面部分をならして植え付けをしやすくします。

1回目の荒代では、塊状だった表面の土をほぐして細かくします。

この時土が8割くらい見えているくらいで作業すると綺麗に仕上がります。

 

代かき

2回目の代かきでは、1回目でならした土をさらに滑らかに仕上げていきます。

荒代にも共通ですが、代かきをするときに水を入れすぎると昨年刈り取ったワラが浮いてしまいます。

ワラを土にすき込むためにも水は少なめを意識して作業しています。

また、近年部分的にトラクターや田植え機がはまってしまうほど田んぼが深くなっているところがあるので、来年の代かきからは倍速ターンを切って見ようと思います。

 

まとめ

春の田んぼの準備を紹介しました。

今回の記事で田んぼに苗を植え付けする準備ができました!

次回以降の記事で苗の準備が出来次第田植えを行います。

 

 

おすすめの記事