さて、私のブログのメインコンテンツ(予定)の米作りについて書いてみたいと思います。笑
今年も私のうちで育てるのはコシヒカリとコシイブキという品種です。
コシヒカリは新潟県を代表するブランド米です。コシイブキも新潟県産米として全国に売り出されている米です。
我が家ではコシヒカリはJAから種もみを買って苗箱作り、それを田んぼに植えています。
コシイブキは苗になったものをJAから購入して植えています。
今回のブログではコシヒカリの種もみを苗箱に植えるまでを紹介します。
この記事の目次
種もみが届く
私の家ではJAから種もみを購入しています。一袋4kgなので今年は72kgの種もみを購入しました。
届いた種もみは芽出しをする時期になるまで暗く涼しい場所で保管してをきます。
種子消毒
田植えをしたい時期を逆算して苗箱作り始める時期が決まります。
まず、苗が病気にならないように消毒と選別を行います。
購入した種もみはJAでも種もみを薬品につけ消毒していますが、うちでも改めて選別と消毒を行います。
まず、卵が浮くくらいの塩水を用意してそこに種もみを静めます。この時実の入りが悪い種もみが浮いてきます。実入りが悪い種もみは発芽率が悪く、発芽しても育ちが悪いことが多いため、この作業で実入りの悪い種もみを除きます。
次に、種子の病気を防ぐために消毒を行います。
私の家では大きなバケツに種もみを入れて消毒してます。
↓消毒中の様子
発芽
消毒が終わったら次は種もみを発芽させます。
種もみが発芽するには3つ条件があります。
1.水 種もみが水を吸うと発芽が始まります。
2.温度 発芽するには10℃以上の温度にならないといけません。逆に45℃を超えると死んでしまいます。
3.酸素 意外かもしれませんが、種もみも呼吸をします。
以上の3つの条件が相互に作用して種もみが発芽します。我が家では水槽みたいな入れ物に種もみを入れて水温30℃の水を循環させて発芽させます。
発芽した種もみはこんな感じです。
種もみからちょびっと伸びた白いのが根っ子になります。
発芽したら今度は種まきをするために種もみを乾かします。
こんな感じでむしろのうえに種もみを置き、時々かき混ぜて種もみを乾かします。
すずまき
乾いたらいよいよ種まきです。種もみの種まきのことをすずまきと言います。鈴をまくわけではありません。笑
新潟ではすずまきって言葉が使われていますが、よそでも呼ばれているんでしょうか?
そもそも鈴を撒くわけではないのになぜすずまきなのか?
わかりません。笑
それはさておき
種まきにはこんな機械を使います。左側が折りたたまれていますがまっすぐになります。
この機械はベルトコンベアで方式で苗箱に土と種もみを播種する機械です。右側から苗箱がが運ばれていき、真ん中の2つの箱の下を苗箱が通過する時に土と種もみを詰めます。(作業中の写真を取り巻忘れました。汗)
育苗機での芽だし
苗箱に播種が終わったら今度は育苗機という機械に入れて芽だしをします。
すずまきの段階では種もみから発芽した根っ子の長さは1~2mmくらいです。これはすずまきの前に芽を伸ばしすぎるとすずまき中に種もみ同士がぶつかって根が折れるなどダメージを受けてしまうためです。
そのためすずまきで種もみが痛まない長さに調節しておきます。
ずずまきが終わって苗箱のベッドにすずをまいたらあとは伸びるだけです。
育苗機は、31~32℃の温度になっていてこの中で1~2cm位になるまで成長させます。
今年は3日間育苗機で生育しました。
種もみの発芽に必要なのは水と温度と酸素です。光は必要ありません。育苗機の中は光が当たらないので育苗機から出すと苗はもやしのように白い色をしています。
白い苗は次回の稲作ブログで紹介しようと思います。
今年はすずまきまでの工程で写真の撮り忘れが多く1つのブログになってしまいましたが来年はもう少し細かく解説したいと思います。。。